School Report

アウトドアスクールReport 烏帽子岩

2018-07-12

2018/07/11(水)
三度の雨天延期を経て、やっとTちゃんのアウトドアスクールを行う事が出来ました!
暑さのせいか、他にクライマーはおらず貸切!この日はSさんの仕事の都合もよく、二人で暑い烏帽子岩を堪能してもらいました。
(前日の下見の時は1パーティおられましたが・・・)

朝は強烈な日差しの為木陰エリアに避難気味でしたが、やはり楽しい課題は熱い中頑張って登るしかないと思いきや、どんどん曇ってくれたおかげでなんとか夕方までガンガン攻めて登ってもらえました。

Sさんはリードの恐怖を克服したのか、素晴らしい粘りで2本もレッドポイント(完登)。
以前とは違うたくましさに感激しました。一皮むけましたね!

Tちゃんはこれからリードクライミングをたくさん経験してもらえたら確実に登れる事を確信できる良い登りでした。今は安全に無理をしない事がとても大事な時期なので、とても良いクライムダウンでした!
最後の最後力を振り絞ってトレーニング&回収作業もできてGood Job!!!

お二人とも次に繋がる素敵な一日でした、お疲れ様でした!

ステップアップ33期 第1回

2018-07-06

2018/07/05(木)
初回は大雨の為開催も危ぶまれましたが、無事に全員参加いただきました。
3月から早いもので、4ヶ月経過したのでそろそろギアを上げてみましょう。
たっぷり登ってもらったら、なんだか強くなりそうな気がしてきたんではないでしょうか?
この日は、ともちゃんの因縁のルート課題を見事にレッドポイント!
おめでとう!
ちはるさんは、そろそろひねる登りをできるようになってもらう為に、反復練習。
しんさんは、どんどん難しい課題を触ってもらいました。
皆さん、こつこつ乗り越えていきましょう!
(なんと、帰宅時に阪神電車が止まっちゃいました(笑・・・)
 

ステップアップ32期 第8回最終回

2018-06-27

2018/06/26(火)
3週間ぶりにNさんが参加して久々に3人揃ったところで最終回。
アップのボルダーからリード、そして打ち上げ。
それぞれのバランス、足位置、手順がバラエティに富んでいて良いなあと感じました。

打ち上げでお話させてもらった、
「クライミングをする人は超ポジティブシンキング」
ってのはクライマーの皆さんを沢山見てきて僕なりに感じた思いです。
登りたい課題は工夫してトライを続ければ必ずGETできると信じてもいます。

登りたいと感じ、登れなくても登れなくても、何ができるかを感じながら、登り続ける事ができれば最高ですね。
来週からは早速33期、楽しく登りまくっていきましょう!

ステップアップ32期 第7回

2018-06-22

2018/06/21(木)
今回はノーテーマ。
最初の30分はIさんだけでしたので、僕と二人でボルダリング。
足上げ、スタンスの使い方で安定感が変化する。
難しい課題、易しい課題を交互に登って安定感を刷り込む。

Yさんが途中参加してからはリードクライミング。
なんだかんだで、やはり足置きんの大切さを解説。
思われている以上に足への意識や集中は、と〜っても大事なんですよ〜!

六甲堡塁岩

2018-06-16

2018/06/14(木)
久々の六甲堡塁岩でのアウトドアスクール。
梅雨と言うのによく晴れて朝は肌寒いほどのキリッとした空気。昼からは曇り空となり、暑すぎず寒すぎずのベストコンディション。
岩場には誰もおらず、心地良い景色を眺めながらなんだか贅沢な時間を過ごした。一日を通すと他に2パーティ来られたが、平日は静かで良いですね。
今回は懸垂下降を多用しながらの安全講習的な内容になりました。
スマホを車に置き忘れてしまい残念ながら岩場の写真はありません。

お疲れ様でした!

ステップアップ32期 第6回

2018-06-13

2018/06/12(火)
32期も残すところ3回。この日はNさん欠席の為2名での講習。
テーマはロックオフトレーニングからのムーブ練習となりました。

ロックオフっていうと、ホールドを掴む寸前に静止して3〜5秒キープしながら登ってゆくトレーニング。
最終的には引きつけた状態でロックしながら数秒静止して登ってゆくと、引きつけ力も体幹も強くなってゆくというもの。(ただし肘や肩に違和感がある時は厳禁)

デッドポイントを使えないスタティックな登りで行う。
つまり、不安定な状態ではできない。
と、いうことは、最適なバランスでないと登り続けれない。(力があれば別)

リードクライミングはボルダーと違い、クリップやレストを必要とする為に静止しないと登り続けれない事が多々あります。静止する為には楽なポジションとそれを支える体幹等の筋力が必要となります。

易しい課題、ゆるい傾斜、ガバホールド、等の行いやすい課題から、何度も練習しながら徐々に難しい課題にシフトしながら行って下さい。
難しくて静止できなければ、少し難易度を下げて繰り返す。
有る程度できたら、また難易度を上げる。

基本的には持久力トレーニングを行ったうえでの話ですが、ロックオフトレーニングが登りながらトレーニングをするうえで一番安全に力を身に付ける方法だと私は思っています。
持久トレでは大きな筋力アップはかなわず、重量(負荷)増加、懸垂、キャンパシング、マシン等のトレーニングは、傷んでいる場所に厳しかったり、自分の体に合っていない場合故障に繋がるリスクを伴います。(もちろん適切に行う事で高い効果は期待できます)

ただし、力がつくという事はバランスやムーブ等の技術が伴わなくても登れることがあります。
これに味をしめると、力尽くな動きをしてしまいがち。
考えなくて、バンバン手を出して力尽きて落ちる。(激しい動きが伴って結構気持ち良かったりします。)
いわゆる、ドッタンバッタンな動き。
決して悪いわけではありませんが、上手くは見えません(笑 

一手一手、ベストなバランスで静止ながら、耐えながら登ってゆく事で、スタティックかつ力による安定感のある美しい登りができます。

どんな登りを好むかは人それぞれなので正解はありませんが、力を付け、バランスを磨き、技術を使い登り、また力を付け、感覚を研ぎ澄ませてゆく。こんな繰り返しで、力もバランスも徐々にまんべんなく身に付けてゆければ良いですよね。

お二人ともできたての新しい課題を見事にオンサイトおめでとうございます!!
特にYさんはメインウォールを初めて制覇!ナイスでしたね!

ステップアップ32期 第5回

2018-06-05

2018/06/04(月)
今回も持久力をテーマに考えていましたが、最初に楽な姿勢をみんなで探ってお互いのポジションを見たり、自分で確認してみたり、深い息づかいを心掛けてゆっくり登る事を意識してもらいました。
テーマは後付けで、”リラックス”ですね。

いっぱいいっぱいのガチガチな登りでは、持っている能力の6割程度しか発揮できていないかもしれません。
つまり、リラックスできるポジションや気持ちを身に付ければ、今の力でもっと登れる可能性がありますね。
易しいセクションはリラックスしてのんびり登り、難しいセクションはサクッと通過してしまいましょう。


うまく休めてますね!

あと、Nさんは苦手そうにしていたフロント側のクリップをお家で、何十回と練習しておいて下さいね。
たとえ他の人が100回でできる事を、自分にはできなくても、1000回、10000回と、やり続ければ、
100回でできたからといってそれ以降練習しなくなった人よりはるかに上達できます。
(もともと得意な事を人一倍コツコツやり続けることで天才と呼ばれる人がごく僅かにいるようですが、
もともと不得意な事でも人一倍コツコツやり続けることでエキスパートと呼ばれる人は沢山いるようです。)

苦手なものがみつかる事は、とってもチャンスです。
少しずつコツコツ練習してみて下さい!

ステップアップ32期 第4回

2018-05-30

2018/05/29(火)
今回のテーマは持久力。
30期に続いて二回目。
基本的に長く登り続ける事で、レスティング、ポジショニングを無意識に整えながら力もつけていってもらえますね。目指すのは歩くように考える事無く登る。

Iさんはクライムダウンを本数に入れれば23本分登り降りしてもらえました!

Iさんが黙々と登り降りをしている傍らで、女性二人には先週行ったクリップ練習の復習。
先週に比べてかなりスムーズになってましたね!

最後にお伝えしたカエルのようにふんばった態勢を長く続けないで下さいっていうのは下の写真のようなポジションです。↓

この写真は動きの中で、たまたま写ったポジションですので、いつもいつもこうなっているわけではありませんのでご安心下さい。
理想は下の写真のようなポジションでレストやクリップを行ってもらえればベストだと思います!↓

ナイスレスト!!!

ステップアップ32期 第3回

2018-05-23

2018/05/22(火)
第三回は、Iさんの娘さんのMちゃんが飛び入り参加してくれました。
BBFは三年振りですかね?

今回のテーマはクリップ!
リードクライミングにおける、ロープをクイックドローに掛ける動作ですね。

見事に4人共不自然な掛け方をされていました(泣
徹底的に、フロントクリップ、バックハンドクリップを練習。
いろんな指をバラバラに動かすのは大変ですね。

注意点は、ゲートの中に指を入れない事。
指を滑らせるようにカラビナの外側をなぞる感じです。

練習ではぎこちない動きが炸裂していましたが、いざ登って居る時のクリップを見ていると皆さんスムーズ。
安心しました。

けれど、お家や空いている時間を見つけたらクリップ練習しておいてくださいね。

Yさんの5.10bオンサイト
Nさんの5.10aレッドポイント
Yさんの5.10cオンサイト
良かったです!
特にNさんのレッドポイントは1本目と違いレストを丁寧にする事で余裕をもってレッドポイントする事ができました。

クリップもコツコツ、登りもコツコツ

ステップアップ32期 第2回

2018-05-16

2018/05/15(火)
この日のテーマは30期に引き続き、ポジショニングからのムーブ

ポジショニングと言っても、何をどうすれば良いのか難しいものです。
自分がリラックスして楽な体勢。
そこから最も少ない力で次のホールドやスタンスに移る動きが最適なムーブ。

同じ課題でもサイズや力具合が人によって違うようにポジションは様々。
ただし、ある程度、理論的に楽なポジションは確かにあります。
その基本的なポジションを是非、自分で探し出して体に染み込ませていきましょう。

同じ課題で、違うスタンス、違う体の動きを、何度も試してください。
一課題で5回程度、繰り返し、繰り返し、登る事で、楽な状態を感じてください。
ただし、無理のない易しめの課題でね。

この日は無茶振りでしたが、同じ課題でスリッパで登る事と、シューズで登る事を交互に何度か行ってもらいました。
登りにくかったり、登りやすかったり。
足の大切さ、シューズのありがたさ、課題の難易度によって感覚は変わっていくと思います。

最後は、難しめのリードクライミング。
やはり、クライミングはチャレンジする事がとても重要。
登れても登れなくても、トライすれば必ず何かを得ることができますね。

Yさんオンサイトおめでとうございます!

ステップアップ32期 第1回

2018-05-09

2018/05/08(火)
ステップアップ32期
Iさん、Yさん、Nさんの三人で始まりました。
ゴールデンウイークを挟み二週間ぶりでしたが、三人共元気そうでなによりです。
今回のテーマはレスト。

短いボルダーでは殆ど必要としませんが、ロープクライミングの完登の鍵を握るのがレストといっても過言ではないでしょう。
力を失いつつある腕や手をシェイク(振る)ことで休め、乱れた呼吸を整え、そして何より圧迫された気持ちを和らげるのがレストです。
そんなレストをリラックスして行うには、自分にとっての最適なレストポジションをとる事が大切。
力んだ状態ではレストの効果は小さくなってしまいます。
レストの都度、体が勝手に楽なポジションをとれるようになるまで、色んなポジションを試していきましょう。

色んなボルダー課題や、易しいロープ課題でレストを意識してもらい、必要以上にレストを繰り返してもらいました。頭で考えている間は、ぎこちなく、力んでしまい逆に休めない事も多かったと思います。

しかし、最後の一人一本ずつのチャレンジ課題では三人共良いレストができていましたね!
結果、3人共完登。

レストは腕を休める以上に、キリキリ舞した時の焦る気持ちを和らげる効果が絶大だと改めて感じました。

Iさん5.11aオンサイト、Nさん5.10aオンサイト、Yさん5.10aレッドポイント
お見事でした!おめでとうございます!!!

ステップアップ30期 第8回(最終回)

2018-04-26

2018/04/24(火)
3月8日に始まった30期も最終回を迎えました。
テーマは瞬発力。
ボルダーを使って瞬発力を意識してもらう。
最初はできなくても、徐々に慣れる事で瞬発筋は目覚めて行く感じですね。
課題を完登できなくても、一手でもできるようになる事は大きな進歩です。
その積み重ねが完登に繋がるので、一手一手の進歩を大切にしていって下さい。

最後はストレッチ。
3月8日に比べて、柔らかくなった人、変わらない人、よくわからない人、それぞれでしたね。

柔らかくなった人は、自分の硬さを認識しストレッチの必要性を感じたのでしょう。
人にはやるべきタイミングがそれぞれ違うのかもしれません。

若い人はなかなか柔軟性の必要性は感じにくいもの。

クライミングの経験の少ない人も、登りたいと渇望する課題との出会いはこれから訪れ、是が非でも登りたくなった時に、ありとあらゆる手段を講じたくなるのかもしれません。
トレーニングを見直し、意識を高め、そこに柔軟性の意義を感じるのかもしれませんね。

ただし、力尽くのトレーニングと違い、柔軟性はあるに越したことはありません。

体の硬い人は、頭も固い・・・そうです(笑

クライミングは頭が柔軟であればあるほど、ムーブ(動き)を無限大に発想する事ができて可能性は広がります。

僅か8回の講習でしたが、それぞれの感じるままにクライミングに活かしてもらえれば嬉しい限りです。
のびのび楽しんで登っていって下さいね!

皆さんありがとうございました!

P.S 最後の飲み会も楽しかったですね(笑

アウトドア体験会 烏帽子岩

2018-04-23

2018/04/21(土)


久々に烏帽子岩にてアウトドアスクール。
混んでいると噂は聞いていたが、この日はガラガラにすいていた。
暑い日差しの中、木陰のエリアで快適なクライミング。

若い幼稚園の先生方のクライミング体験会でしたが、皆さん初めてとは思えないほど上手い。
ほんっとにクライミングに向いている方達でした!

ステップアップ30期 第7回

2018-04-18

2018/04/17(火)
とうとうラスト2回、佳境に入りましたね。
今回のテーマは持久力。
赤い筋肉・・・マグロ等赤身の魚は動きっぱなし。
瞬発筋は、
白い筋肉・・・ヒラメなどの白身の魚は普段砂に埋もれてじっとしてるけれど、敵が近づいたら瞬時に飛び逃げる、あの力が瞬発力なのかな?

ところで、どんなスポーツでも持久力は欠かせませんが、鍛えすぎると瞬発力のピークパワーは発揮できません。
あなたは、どちらのタイプのクライミングをしたいですか?
課題によって、持久系、瞬発系と分類される事がよくあります。
トレーニングは目標課題に合わせて行いましょう。

ただし、今回のクラスでは総合的にクライミングをとらえる為に、持久力、瞬発力共にトレーニングのコツを伝えたいですね。
一般的にトレーニングの順序としては、持久筋を作り上げ、次のトレーニングで瞬発筋を鍛えていくと効果的だそうですが、個人差があったり好みに合わせてみることも大事だと思います。

ただし、一日の中でトレーニングする場合は、まず瞬発系の課題、最後に持久系の課題の順番で行うと効果的です。(持久系で疲れた後は、瞬発筋はピークパワーを出せなくなってしまいますからね。)

私のインドアトレーニングの場合
易しいロープ課題を4〜5本ほど登ってしっかりウォーミングアップ
瞬発的なボルダー課題をトライして、徐々に難易度を上げ、もう無理ってほどの瞬発力を使い果たしたら、徐々に難易度を下げてゆく
最後にとても簡単なロープ課題で2〜3往復したり、ボルダーの易しいトラバース課題で100手ぐらい登る

このように、アップから徐々に難易度を上げてゆき瞬発力をピーキーに使い果たしたら、逆に難易度を徐々に下げてゆき、最後に持久力トレーニングを行うのがベストな流れです。
(注意点としては1本目は相当易しく感じるものから、最後は相当易しく感じるもので締めくくりましょう)

この日、ベテランチームは5本1セットを2セットずつで一人10本。
ビギナーチームは4本1セットを2セットずつで一人8本。

持久力はやればやるだけ伸びていきます!
まだまだ、皆さんの持久力はこんなもんじゃあ、ありません(笑
易しい課題をギャンギャン登り続けてみて下さいね!

さあ、次回は最終回です!

ステップアップ30期 第6回

2018-04-11

2018/04/10(火)
第6回のテーマはオブザベーション

その前に、前回説明できなかったガストン(ギャストン)の説明

そして説明だけだったポジショニングにまつわるバランス探りの実践
ボルダー壁で一つのホールドに対して色んな足位置、体の向きを試してもらいました。
基本的にぶら下がってリラックスするイメージを持ってくださいね。
感じるまで、何十回、何百回と練習してみましょう。

オブザベーション(下見)
ただ見るだけでなく、手を使い登ってるイメージトレーニング。
できてくれば、手だけではなく足、体の動きも併せてオブザベしましょう!
どんどん慣れれば、目をつぶってイメージを膨らませて完登するところまでやるとベストですね。
慣れないうちは、数を数えながら何手あるのか覚えるのもgood。
全部覚える必要はないので、要所要所(核心)の数を覚えておくだけでも良いです。

リードでは、各自登るたびにホールドの数を数えてもらいましたね。

今回はジムが混んでいたので、短い壁をたくさん登り込み。
一人6本から8本、クライムダウンした人は9本分登る事ができました。

さて、1ヶ月が経ちましたがそろそろたくさん登る事が体に染みつきだしてきたでしょうか?
実は、まだまだまだまだ登り込みを増やし、登るペースをスピードアップする事ができます。
今後3ヶ月をめどに、もっともっと登っていきましょう!

ステップアップ30期 第4&5回

2018-04-06

2018/3/28(水)第4回
         4/ 5(木)第5回

第4回は人数の都合でテーマ講習は無く、登り込み。
特に新人さん二人にはトップロープを何度もクライムダウンしてもらいました。
Yさんは8往復!

第5回のテーマはホールディング&ポジショニング
参加者の皆さんに知っている物を列挙してもらった順に紹介しました。

ホールドの形状
スローパー(引っ掛かりの無いツルッとしたもの)
ポケット(穴)
ガバ(ジャグ・ガバッと持てる持ちやすいもの)
ボテ(ハリボテ・箱のような大きなもの)
カチ(カチッと持つ小さなエッジ)
フレーク(ひれ状のうすっぺらいもの)
バケツ(まさにバケツのように持ちやすいもの)
コルネ(背骨のような縦ホールド)
ノブ(ドアノブのように飛び出したもの)
などなど・・・

ホールドの持ち方
ピンチグリップ(挟んで持つ、一番力が要るかも)
ガストン(ギャストン・説明していません)
アーケ(カチ持ち)
タンデュ(オープンハンド・指を延ばす)
パーミング(スローパーを押さえて止める)
ラップ(包む・握力温存)
プッシュ(握力温存)
などなど・・・

ホールドの形状は色々ありますが、持つ方向により色んな持ち方があります。
全てを覚えていなくても、一番楽な持ち方をその都度調整して試してみましょう。

ポジショニング
壁の形状、角度、ホールド、スタンスにより安定できるバランスを探りましょう。
一つのホールドで、足の位置を変えたり、体の向きを変えてみて自分にとって一番楽なポジションを確認する練習を何度もしてみて下さい。

基本的な立ち位置など様々な要素はありますが、何より大事なのは頭で考えるより、様々なポジションを体で感じて自分にとって楽なものを体に刷り込ませていきましょう!

ステップアップ30期 第3回

2018-03-22

2018/03/20(火)
第三回目からはS.Iさんが参加で30期は4人となり、理想的な人数となりました。

今回のテーマは、墜落&確保練習

最初の30分はTちゃんが参加できていませんでしたが、他の3人にはそれぞれ登り切れるボルダーグレードを、一色全て登り切ってもらいました。(一人10〜12課題、全て完登)
難し過ぎず、易し過ぎずの課題を登り込んでもらう事で、余裕を感じたり、バランス調整、手順の見直しをしてもらいたいのが目的です。
自分の登りが不自然に感じた時がチャンスです。
何度も登り返し、足を変えたり、手順を変えたり、納得いくまで登り返してみましょう。

Tちゃん合流後は、ロープエリアで墜落練習

墜落は、リラックスして落ちる場所を見つめ柔らかく着地?着壁?する事が大切です。
猫のように体を丸めたり、足首、膝、股関節、腰、その他をクッションのように使い衝撃を吸収しましょう。
リラックスと言っても脱力し過ぎて人形のように落ちるのはお勧めできません。
体幹を使って支えるべきところに力で態勢を維持しながら、四肢を使ってサスペンション(バネ)のように衝撃を吸収するイメージを思い描いて下さい。

確保は、難しいものですね。
改めて、皆さんの確保を拝見しましたが、全員改善点がありますね。
ロープのたるみは、ゆるめ過ぎず、締め過ぎず
常にクライマーの気持ちになって、想像して、体と頭を駆使して、最も衝撃の少ない墜落停止を心掛けましょう。
流すビレイはとても難しいです。
ほんの少しの力加減が必要なのですが、みなさん加減が大きいようです。
車のアクセル、ブレーキペダルを踏む事や、包丁で刺身や豆腐を切る等を、イメージしてほしいのですが、
いずれも必要な力は、ほんの少しだけ。
強く力を入れると、急発進、急ブレーキ、魚や豆腐は潰れてしまいます。

ビレイもリラックスして力まず、急ブレーキは禁物です。

注意事項!
テンションとフォールの違いを認識して下さい。
テンション時に引き手を引っ張るイメージが強すぎて、フォール時も同様に引っ張る初心者の方が多くいます。リードのフォールで下に引くロープ(引き手)を、引っ張ってはいけません。
ロープを緩ませすぎず持っておくだけです。

墜落者もリードでヌンチャクより体が上にあるにも関わらずフォールする時に、「テンション!」と叫んでいる人が沢山おられますが、完全に勘違いです。
テンションは、ロープを張って下さいという意味ですが、墜落時にテンションすると壁に激突です。
(テンションは自分のロ-プの結び目が最終プロテクション(カラビナ・ヌンチャク・終了点等)より下にある時にビレイヤーに伝えるコールです。)

本来墜落者は、「落ちます!」「フォールします」「止めて下さい」が正しいコールの例です。
クライマーは墜落時に柔らかく止めて欲しいのです。
自らロープを引っ張ってくれ!と、コールするのは大間違いですよね。

あと、とても大事なのは、決して同じ墜落は起こりません。

似ている墜落があったとしても、必ず違いがあります。
いつも同じ確保や、墜落姿勢では怪我をする可能性があります。
常に、今落ちたらどこにどう落ちるか、どうすると一番衝撃が少ないか?
臨機応変に立ち位置を変えたり、態勢を変えたりテクニックを変化させましょう。

一番怖い事は、言葉は悪いですが、”馬鹿の一つ覚え”です。

墜落&確保を安全に行うには、慣れる事と、向上心が欠かせません。

常にベストを目指しましょう!
(私も毎回ベストな墜落&確保を考え続けています。)

墜落と確保を安全に行う事が出来れば、必要以上の恐怖心は少なくなり、あなたのクライミング本来の登りに集中する事が出来ます。
きっと上達への大事な一歩となる事でしょう。

ステップアップ30期 第2回

2018-03-13

2018/03/12(月)
ステップアップ30期
第二回 テーマは、”足使いを感じて”

①ボルダー それぞれピンク、赤、同じ課題を5,6回登る
足の大切さの説明
足に集中する為のエクササイズ
当分の間、足自由で登ってもらいます

②ボルダー 自分のレベルを知ろう!
ピンク、赤、緑、黒まで登れた方がいます。
最後は水色にチャレンジ!

③ロープエリア
三人三様の内容

Aさん:リード、2本連続+3本連続
合計5本(5.10dまでオンサイト)

Bさん:オートビレイでぶら下がるバランス練習
(テンション、フォール、ロワーダウン時の姿勢)
同じ課題を4本連続登り、足に集中してもらう。
リード1本

Cさん:リード、3本連続
オートビレイ、3本連続+5.10bを2トライ

今回はそれぞれの限界より少し難易度の低い課題をたくさん登っていただきました。
同じ課題を登る事で、力みや、怖さが軽減されて、本来の実力で登る事ができます。

反復練習、とても大事ですねぇ!
そして、講習後にストレッチを皆さんでしていただいたようですね!?Good Jobですね!

お疲れ様でした!
次回は、4人で行いますよ~!

ステップアップ30期 第1回

2018-03-09

2018/03/08(木)
久々にGravityResearchなんば店にてステップアップクラスを開校しました。
参加者は経験年数のそれぞれ違う3名。

基本的に今回は初級編。

このクラスでは、昨年から私自身取り組んでいるストレッチをいかに皆さんに浸透できるかが重要なポイントと思っています。
登り方は、思うまま自由に登っていただいて、必要性を感じた時に何が必要かを一緒に考えていきましょう!

第一回目は、
〇初めてBBFに参加していただいた方の為のレクチャー。
〇ギアの説明。(ハーネス、八の字結びをした時の末端処理について)
〇ボルダー、リードを少し登っていただいて皆さんの状態を確認。
〇そして最後にストレッチを10分。

このような内容でしたね。(いつもアドリブなのですいません)

登る前のストレッチを行う方は多いのですが、時間の限り登った後は急いで帰路につく方が多いように見受けられます。(私自身もかつてはそうでした。)

今現在私は、クライミング直後のストレッチ、帰宅入浴後のストレッチを大切に考えています。

体の柔軟性を高める為だけではなく、血流を良くし疲労回復の促進、故障の予防、
精神的なゆとり、登りに対する考え方の柔軟性が高まってゆく事を実感しています。

慣れるまでは、5分で結構です。
毎日ストレッチを続けると、数カ月後、何かが変わっている事に気づければGood job!だと思ってます!

皆さん二カ月間よろしくお願い致します。

2017小川山アウトドアスクールレポート

2017-08-27

2017/08/13(日)〜15(月)
毎年恒例の夏の小川山ツアー、今回は、S.Nさん、S.Iさん、T.Kさんの3名参加。
12(土)夜に大阪を出発、廻り目平には深夜1時頃到着。
駐車場満車の看板に驚きながら無事駐車&テント設営。

翌朝、色んなクライマーから聞いたのが、
「ここんところ毎日雨で満足に登れない!」
という、嘆きのお言葉。
確かに午前2時頃にも雨が降っていた。

8/13(日)
午前8時頃には朝日も差していたので予定通り岩場へ出発!
スラブ状岩壁の簡単な課題でウォーミングアップ。
なんだか湿ってるなあと思いつつ、登りに影響無し。

意気揚揚と”水曜日のシンデレラ”にロープを掛けようと思いきや、染み出し〜!!!
断念。

仕方なく、”オーウェンの為の祈り”にロープを掛け終わった頃から雨。(11時頃)
小雨だったので一時見合わせ。
しかし、しとしと雨が止む気配は無く、気付くと岩はズブ濡れ。
ロープだけ回収して撤退。

屋根付き休憩所では雨宿りクライマーで一杯。
とりあえず昼ご飯を食べながら雨が止むのを待つ。
結局2時頃まで降ったりやんだり日差しも風も無いのでスラブは絶望的。

スラブのギアの回収は諦めて、一番乾きの早そうな”トムといっしょ”を登りに行ってみる。
先発していたBoss&T姉さんの登りを確認してみんなで一便ずつトライ。
ガバガバ課題なので多少乾ききっていなくても問題無く登れました。
奥のスラブはベチョ濡れのままだったので、初日はここで終了。

その後夕方以降も降ったり止んだり。
今年のお盆はハズレの雰囲気タップリ。

8/14(月)
二日目も朝日がチラッと差したものの快晴とはいかず。
とりあえず前日のギアを回収に”オーウェン”へ。

前日以上に岩は濡れていたので、少し待ってからロープ掛け。
岩は濡れていたので回収しようと思っていたが、
「せっかくロープが掛かるなら登ります!」
という声が上がりみんなでトライ!



結構厳しい核心に悪戦苦闘されていましたが、特にS.Nさんは悪い所を攻略しようと何度もトライを繰り返す。
そのガッツを見ていた男性二人も刺激を受けたようです。

湿ったスラブを後にして、乾きの良さそうな姉岩を目指して移動。
途中S.Iさんの”川上小唄”初登りをはさんで、姉岩に到着するとクライマーは誰も居ない。
移動中の各岩はズブ濡れだったので当然といえば当然だが、風の通る姉岩のてっぺんはよく乾いていたので超ラッキー。
その後は時折青空も拝みながら4本ほど楽しむ事ができました。

最後に、”ハラペーニョウルトラSHOT”を必死のパッチでロープを掛けにいったのですが、S.Nさんはあっさりノーテンションで登られました!流石!!

朝の8時から5時まで前日の分を取り返すかのように登り続ける事ができました。

しかし、この後夕方以降は翌朝まで降ったり止んだり・・・

8/15(月)
最終日は朝から雨。
午前7時前には講習中止を決定。
雨の止み間にテント等を撤収。
9時20分に廻り目平を後にしました。
(雨のお蔭か渋滞は無く帰阪)

いやあ、今年の小川山は湿気の中に居続けたようで刺激を与えるとすぐに雨になる感じでした。
こんなに太陽に恵まれない夏の小川山は初めて。
そんな中、2日目に一日中登れたことは有りがたい限りでした。

みなさんありがとうございました!

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