ステップアップ32期 第6回

2018-06-13

2018/06/12(火)
32期も残すところ3回。この日はNさん欠席の為2名での講習。
テーマはロックオフトレーニングからのムーブ練習となりました。

ロックオフっていうと、ホールドを掴む寸前に静止して3〜5秒キープしながら登ってゆくトレーニング。
最終的には引きつけた状態でロックしながら数秒静止して登ってゆくと、引きつけ力も体幹も強くなってゆくというもの。(ただし肘や肩に違和感がある時は厳禁)

デッドポイントを使えないスタティックな登りで行う。
つまり、不安定な状態ではできない。
と、いうことは、最適なバランスでないと登り続けれない。(力があれば別)

リードクライミングはボルダーと違い、クリップやレストを必要とする為に静止しないと登り続けれない事が多々あります。静止する為には楽なポジションとそれを支える体幹等の筋力が必要となります。

易しい課題、ゆるい傾斜、ガバホールド、等の行いやすい課題から、何度も練習しながら徐々に難しい課題にシフトしながら行って下さい。
難しくて静止できなければ、少し難易度を下げて繰り返す。
有る程度できたら、また難易度を上げる。

基本的には持久力トレーニングを行ったうえでの話ですが、ロックオフトレーニングが登りながらトレーニングをするうえで一番安全に力を身に付ける方法だと私は思っています。
持久トレでは大きな筋力アップはかなわず、重量(負荷)増加、懸垂、キャンパシング、マシン等のトレーニングは、傷んでいる場所に厳しかったり、自分の体に合っていない場合故障に繋がるリスクを伴います。(もちろん適切に行う事で高い効果は期待できます)

ただし、力がつくという事はバランスやムーブ等の技術が伴わなくても登れることがあります。
これに味をしめると、力尽くな動きをしてしまいがち。
考えなくて、バンバン手を出して力尽きて落ちる。(激しい動きが伴って結構気持ち良かったりします。)
いわゆる、ドッタンバッタンな動き。
決して悪いわけではありませんが、上手くは見えません(笑 

一手一手、ベストなバランスで静止ながら、耐えながら登ってゆく事で、スタティックかつ力による安定感のある美しい登りができます。

どんな登りを好むかは人それぞれなので正解はありませんが、力を付け、バランスを磨き、技術を使い登り、また力を付け、感覚を研ぎ澄ませてゆく。こんな繰り返しで、力もバランスも徐々にまんべんなく身に付けてゆければ良いですよね。

お二人ともできたての新しい課題を見事にオンサイトおめでとうございます!!
特にYさんはメインウォールを初めて制覇!ナイスでしたね!

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