2月, 2014年
Australia Blue Mountains Climbing Tour 11 animals
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 11
animals
前回の記事でやっと登りに行った全ての岩場を紹介できました。
ここで、オーストラリアで出会った動物達のお話。
僕らが滞在したCardwell CottageはBlackheathの町のはずれなのですが、朝夕は鳥たちの鳴き声がわんさか。
色んな鳴き声で、猿でも鳴いているのかと思いきや、どうやら鳥のよう。
しかも、日本では野鳥園にでも行かないと見られないような鳥たちがスズメやカラスのようにそこいらへんにいるんですねえ。
これはカラス。でも、白黒。おもしろい鳴き方だったなあ。
赤いインコは住宅街を飛び回っているし・・・
一番びっくりしたのが我が家の庭にジャンジャン飛来した真っ白なオウム。
梅のような実を夢中になって食べていましたが、あれよあれよと数が増え5,6羽いたかなあ・・・
オーストラリアといえばカンガルー
カンガルーのステーキは食べる機会を得ませんでしたが、雨の日のレストがてらに岩場探索をしたHartley Vale周辺の車道から、カンガルーらしきものに遭遇(ワラビーだったかもしれませんが)
(残念がら望遠レンズのある一眼をcottageに置いていた為、コンパクトカメラで撮影したのでわかりにくいですが・・・)
その後、Lithgowからの帰り道でフリーウェイ脇に居たそうな・・・(僕は運転していた為、見れず)
まあ、道路標識に描かれているのでそこら中に生息しているんでしょうね!
コアラはこの辺りには居らず、コアラ保護センター等で抱っこできるようですが、今回僕らは有料観光をしていないので会えず。
あとは、トカゲ
観光地であるエコーポイントでは、観光客にヘビを首に巻いたり、大トカゲを肩に乗せたりしていましたが、
「まさかあんな大きなトカゲはそこら辺に居ないよね!」
って笑っていたのですが、Report 8に書いたように普通のアプローチ上に居るんだから驚いた!!!
下の写真のトカゲ君は上のトカゲ君サイズだったんですよ!
オーストラリアは動物に優しい環境がたくさん残っているのかもしれませんね。
で、なぜかしら、アルパカが飼われている・・・しかも、2カ所も!
家畜だよね?
でも、こちらはペットのような雰囲気でした(笑
Australia Blue Mountains Climbing Tour 10 Logan Brae
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 10
Logan Brae
オーストラリアの1月は真夏、朝夕は涼しいが日中は30度を超えることもある。
ブルーマウンテンズは標高1000m近くなので、多少シドニーよりは涼しい。
でも、夏である。
なのに、お気に入りエリアのBardens Lookoutに西風が吹くと、夏の装いで日陰だといたたまれないほどの寒さになる(泣
取り付きはまだマシなのだが、終了点間際になると突風に吹き飛ばされそうになりながら岩にしがみつく。
そんなある日、Wave Wallで会っていた、日本人とのハーフのCaroline&ドイツ人のChristianと隣り合わせて登る機会があった。
ハーフのCarolineは片言ながら日本語で色んな事を教えてくれた。
で、西風の強い日は、Logan Braeが良いよ!とアドバイスをくれました。
そうして、Bardens Lookoutから避難するように向かったのがLogan Brae。
Blackheathの駅から車で4,5分
少しわかりにくいが道路脇に2,3台の駐車スペースが有り、近くの電柱にクライマー用の張り紙がある。
(注意!:2010年版のトポの駐車スペースだと私有地を使うアプローチになってしまうので、今は少し手前になったらしい。)
車から約15分、一般人の通りそうにないクライマーにはわかりやすいアプローチを突き進むとLogan Braeに到着
完全な東面なので午後のエリア!
小規模の岩場だが横一列に並んだルートは全部で25本、グレードも22〜29(5.11a〜13b)までと、中上級者にはもってこい。
コンパクトにまとまっていてとても分かりやすい。
ただ、取り付きは広いバンドなのだが、若干外径しているので、物が転がったら断崖絶壁まで一直線。
物だけでなく、ルート間の移動も丁寧に足置きをしないとちょっと不安。
でも、ルートは快適ガバルートでした!
午後のエリアだけあって若者向けなのかもしれませんが、午前中登った僕らは午後はいつもノボセ気味なので、早々に退散してしまいました!
昼から登るには超お勧めエリアなのであります。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 9 Centennial Glen(Wave Wall)
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 9
Centennial Glen(Wave Wall)
クライミング初日にアプローチ上から見えていた傾斜のある壁、あきらかに上級者であろうローカルクライマーで賑わっていたのがCentennial Glen(センチニアルグレン)の端っこにあるWave Wall(ウェイブウォール)
駐車場を降りてゆくとすぐ右手の対岸に見えるのだが、ぐるっと回り込んで歩かなければいけないのでMain Wallも通り過ぎ20分ほどのアプローチ。
気になっていた岩場にやっとたどり着いたのは大晦日のツアー11日目。
傾斜は100度〜120度。
課題によってはドッカブリパートも出てくるお気に入りエリア。
昼過ぎまで日陰で、上級者がたくさん登りに来ていました。
Sam&Kim
そこで出会った、Sam!
別のエリアも合わせて都合3度も会うことができてビレイもし合い仲良くなりました。
初めてWave Wallに行った日に居合わせた、強い女性クライマーKim、日本人とのハーフのCaroline&ドイツ人のChristian、ブラピ似のStefany、リボルトじいさんには別エリアを含めて複数回出会う事ができました。
お蔭で、Wave Wall最終日に出会ったSimon、Ingma、Adrian夫妻も親しくしてくれました!
(行けば必ず居る常連さんの多い、鳳来の鬼岩のような感じかな?それにしてもみんなフレンドリーだったなあ!)
Simon&Ingma
課題はガバガバルートからカチカチルート、ドッカブリからぶっ飛びルートまでよりどりみどり!
登ったどのルートも★★★以上に感じる課題でした。
この終了点直下の一手で苦しんだのは、Rubber Lover(25)5.12a/b
終了点直下まではそこそこなのに、最後だけ極端に甘い・・・
余裕で登れると思い込み、気楽に手を出すも4便同じところで敗退。
みんなに、
「ah〜・・・」
「oh〜・・・」
あそこまで余裕なのに・・・etc・・・
後日1便目で登りましたが、グレードに関わらずとっても嬉しかったです。
この課題は薄被りカチカチ、ロングリーチ課題ですがKimやStefanyがtryしていておもしろそうだったSmoked Mussels(26)5.12c
この日はKimやIngmaとtryできて楽しかったなあ!
オランダから数ケ月シドニーに留学しているIngmaは、酸っぱい米クラッカーをボリボリ食べていて、僕らにもくれたが、まさにamazing!
Simonは”umeboshi”のようなもんだなって驚きの表現をしていたが、Kimは気持ち悪がって食べていなかった。
変な物を食っていたIngmaだが若くてデカいだけあって、この日唯一Smoked Musselsを完登していた。
午前中は日が当たっていたが、裏っかわにはこんなドッカブリエリアもある。
いやあ、みんなで登ったこの日が一番楽しかったなあ!!!
Luvrock
2014/02/20(木)
大阪は住之江公園の近くにできたボルダリングジム、Luvrock(ラブロック)
Openしたのは先月1月18日。
1ヶ月を経過したので運営も慣れてきた頃だと思い、空いている昼の3時過ぎに訪れた。
受付staffはKassy、そして店長のmitchyも休日返上で居合わせていたので超ラッキー!
二人とも昨年まで、gravity-researchのstaffであり、元をたどるとpump-osakaのstaff。
しかもmitchyにいたってはお互いにビギナーの頃から15年近くのお付き合い。
(この二人、僕が知っているクライミングジムスタッフの中で、客を引き付ける人間力はトップレベル!)
残念ながら会えなかったが、運営しているのは、これまたpump時代のお客さんであるnishinoさん。
なんだか気ごころの知れた人の居るジムはこんなにも良いんだなあ、と、久々に感じました。
で、個人的なバックグラウンドはさておき、登ってきた感想。
Very good!!!
めっちゃ良かった!
グラビティなんばでの夜のスクールが控えていた為、ほんの2時間弱でしたが質の高さを感じました。
久々に、まとも(?)、楽しい、と思える課題がたくさんのジムに出会えた。
こんな思いは3年前のgaleraさん以来だ。
もちろん僕自身ここ最近新しいジムに行ってないので、他にも良いジムはあるのでしょうが・・・
何が良いって、ゆとりのある登り空間。
マットも、壁と壁のクリアランスもvery nice!
高さもあるし、壁の形状がシンプルなうえ傾斜も多面にわたって角度が少しずつ違いバリエーション豊富。
実はシンプルな壁ほどホールドやハリボテで定期的に変更できて、多角面の壁より飽きない壁となる。
(そこは管理者やセッターの腕の見せ所。)
シンプルだが、角度の違う面が連続して連なっている為、コーナーやカンテ等の3次元的な課題も充実。
ハード課題は高いゴールだが、初級課題のゴールは低く設定されている気配りもバッチリ!
そして、とってもナイスなホールドのチョイス。
壁の設計からホールドのチョイスまでをmitchyが全て行ったそうですが、彼の長年の経験、そしてこだわりが随所に光って垣間見えた。
Good job!
こうなるとジムの商品である、課題が良いものなのは間違い無し。
ビギナー課題も豊富。
無理のないムーブ。
登り込むことで必ず登らせてくれる。
中級課題も、ホールドの悪さに頼るのではなくムーブやバランスに一工夫加える事で解決。
ただし、一度や二度では登れないけど、トライすれば登れそうという気にさせてくれる課題。
そして上級課題もギンギンに飛ばせるもの、ジワっと耐えるもの、強くなりたきゃ登れと言わんばかりの課題だ!
Luvrock
559-0013 大阪市住之江区御崎6-2-10
TEL:06-6616-7452
URL:http://luvrock.jp/
最近僕が触る人工壁で、ここまで全てのレベルに気配りができて、簡単すぎず、難しすぎない、全体のまとまりを感じるジムは皆無。
さすが、登りにこだわり、登る人への愛情を持っている人が造るとこんな素晴らしいものになるのだなあと、嬉しくなった一日でした!
Australia Blue Mountains Climbing Tour 8 Porters Pass
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 8
Porters Pass
ツアー前半は色んなエリアをチェックして、目標課題をしぼりこんで通い詰めるのは後半にしようと思っていたのですが、近所の岩場が近年のBush Fire(山火事)により、アプローチ不明になっていたり、立ち入り禁止になっていたり、他にもアプローチまでのオフロードは4WDの車で無ければ自信が無かったり。そんなこんなで、アプローチ入口周辺で断念したエリアが5、6カ所ありました。(探して断念してはBardens Lookoutにあしげく通っていたのであります(笑 )
そんな中、初日に行ったCentennial Glenの隣のエリア、Porters Pass(ポータズパス)に行けたのはツアー後半の10日目!
よく似た景色を見飽きかけた頃、小さな沢づたいに降りてゆくアプローチは新鮮!(デカいトカゲ君にも遭遇)
しかあし、新たな岩場は新鮮なものの、残念ながらPorters Passは傾斜が無い・・・
スラブに近いフェイスの5.12台(25)は強烈に悪い!
Spaekle Motion(25)は残念ながら敗退
ミニマムホールドで超リーチーなムーブを要求されます(泣
易しいけれど、Powerbra Rangers19(5.10a)は自分的に★★二つ星の好ルートでした。
日が当たりだした昼過ぎに撤収して、このエリアに戻る事はありませんでした(笑
18期 アウトドア 備中
2014/02/15(土)〜16(日)
ステップアップスクール18期のアウトドア編を、Yumi(Kd)さん、Ryou(Sg)さん、Kawachiさん、Mineo(Ktym)さん、Fumi(Ktym)さんの5人参加していただき、備中、長屋坂&リバーパークで行いました。
初日は、昼到着、薄曇りの為冷たい岩の洗礼を浴びながらも、Mnさんのマスターオンサイトで幕を開き、”ザグ”5.9、”プラナン1/10”5.9をのんびり楽しんでもらいました。
Ymさん、Mnさんには”黒鳥の交差点”5.11cでスタートをトライしてもらえたのは良い刺激になったのではないでしょうか?
宿泊は、平川いこいの家。
Mnmgcさん、Mymさんも合流して、みんなで鍋。よく飲みました!
後半はJb夫妻も一緒になり楽しかったですね〜!!!
二日目は、リバーパーク
朝は寒かったのですが日差しに恵まれ、マスターオンサイトを”ジンベイ”5.7、”モスガーデン”5.10aで連発したFmさん筆頭に、Kwcさんも一撃を連発。
アップで”A,B,CLIMBING”5.8を一撃したMnさん、Ryさん、Ymさんは、”切り株マニア”5.10dを3人揃ってフラッシングオンサイト!!!
お見事でした!
午後から長屋坂に舞い戻り、前日と打って変わってポカポカ陽気の中、マッタリと後半へ。
それぞれアタックした終盤。
最後の最後にMnさんが”スプリング”5.11aをレッドポイント!
お見事!よく頑張りましたね!
みんな、みんな、おめでとうございます!!!
そして二日間お疲れ様でした!
またみんなで備中に行ってくださいね〜1
今後のステップアップスクール
現在、ステップアップスクール18期がグラビティリサーチ難波店さんで開校しています。
以前の記事で、19期をパンプ大阪店さんで検討中と書き込んだのですが、ご要望がありましたので18期に続き19期もグラビティリサーチ難波店さんにて木曜週一で行う事が決定しました。
しかも、募集前に定員6名を超える7名の希望者がおられますので、申し訳ありませんが19期は募集いたしません。
参加ご希望いただき誠にありがとうございます。
ということで、以前検討していたパンプ大阪店さんでの夜のスクールは水曜日だけ可能という状態です。
あと、この春から久々にお昼のステップアップスクールを行おうと検討中です。
水曜か木曜、できれば木曜で考えています。
パンプ大阪店さんでのステップアップスクールや、お昼のスクールに興味のある方は、昼コース、夜コーす問わずご連絡ください。
具体的なスケジュールをご相談したいと思います。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 7 Bardens Lookout
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 7
Bardens Lookout
雨のレスト日を使い、アプローチの近いエリアを探索して見つけたのが、
Bardens Lookout(バーデンズルックアウト)
Mount Victoria(マウントビクトリア)の町のはずれにある展望(ルックアウト)エリア
Blackheathのコテージから車で10分。
5台分の駐車場スペースが一杯になっても、道路わきに駐車し放題。
アプローチは整備された階段を下って5分!
今回のツアーで最も快適なアプローチのエリア。
そのせいもあって最終日までに6日も訪れるお気に入りエリアとなりました。
エリアは大きく分けて3つ。
一番手前のJean Genie Areaはトポに写真が載ってないものの、壁にルート名のイニシャルがペイントされているので分かりやすい。
ボルダーのように短い壁にプチルーフが有り、ガバを見つけて乗り越えるのが楽しい中・上級の課題が10本ほどあって楽しめました。(その上、昼からの強烈な日差しから逃れられる快適エリアでした。)
Little Triggers Wallは、傾斜が無く初心者向けの長いルートが多かったのですが、そんな中でも、
Hang on to Yourself 22(5.11a/b)
Lady Grinning Soul 22(5.11a/b)
は、ガバ中心のお買い得快適課題でした。
そして、なんといっても Electric Blue Area(エレクトリックブルーエリア)
最初に出てくる手前のエリアはクラックルートが5、6本あり傾斜もないのですが、岩場を回り込むと、超ドッカブリエリアが出現!
トポの写真では全くわからないのですが、ダイナミック!
ドッカブリをガバからガバへグイグイと登る感じで、一発で気に入りました。
そして、あまりのカッコ良さに、
The Way of All Flesh 26(5.12c)
を、今回のツアーの目標にしようと決めたのでした。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 6 Medlow Bath
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 6
Medlow Bath
Blackheathの小さな小さな隣町Medlow Bathにも行ってみました。
エリア名は町の名前そのまま、Medlow Bath(メドロウバス)
車で5分。
民家に邪魔にならないように路上駐車して、アプローチは徒歩15分ほど。
Medlow Bathの中のThe Blockという岩を登りましたがなんだかアルパインチックな垂壁だったので、被りを求めて移動。
目指したのはThe Underworldという高グレードの★一杯ルートのあるドッカブリエリア。
アプローチ20分という事であったが、炎天下を30分以上道に迷いながらBush Walkすると頭は朦朧として・・・
道が合っているのか半信半疑に歩きながら結局1時間近く歩いたのかな?
Bush Walkと言っても、ホンマもののブッシュに切り刻まれながら、薄着で肌露出したままイバラをヤブ漕ぎしている感じ。
もう、岩場はどうでもよくなってきたころに、なんとかトポに書かれている目印に辿りづいたのだが、最後はジャングルのような鬱蒼としたジメジメ地帯の木々をくぐり下りていくようで・・・
パス!
暑さで相当疲れていたのでしょう、岩場の入口で終了としました(笑
遠いアプローチ、ヤブ漕ぎしてまで行くのは止めよう!
っていうのが、この日の教訓となりました。
結局、Medlow BathではThe Blockにあった、簡単なルートを1本登ったのみとなり、ハイキングをしに行った一日となりました。