Instructor Diary
Australia Blue Mountains Climbing Tour 15 Town-3
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 15
町-3 Medlow Bath(メドロウバス)・Mount Victoria(マウントビクトリア)
二か月に渡りのんびりツアーレポートを綴ってきましたが、今回が最終回。
Medlow Bath
なんにもありません!
駅前にはSTORESと書かれた建物が一つだけ。小さな小さな町には住宅がひっそりと、立ち並んでいました。
幹線道路沿いには地域最安値のガソリンスタンドがある事が最大の魅力。
クライミングエリアはまずまずであったので、僕にとっては本当にガソリンの為だけの町。
奇妙な潰れたホテルと、不思議と日本のMAZDAの営業所が一軒ポツンとあったのが印象的でした。
Mount Victoria(マウントビクトリア)
ここはBardens Look Outに登りに行くためによく通った町。
ただし大きな公園と、古いホテル以外何も覚えていないほど小さな町でした。
18日間のBlueMoutains滞在でしたが、快適な別荘生活、アメリカナイズドされたオーストラリアの一面、唯一イギリス圏を感じさせてくれたクリケット観戦(TVではあるが、10試合以上見ていた)、そして大自然と動物達、たくさんのクライミングエリアを満喫。
でも、まだまだクライミングエリアはたっぷり!
入口さえも見ていないエリアもてんこ盛り。
また、スポートルート以外にもたくさん楽しめそうなので、いつかまた行ってみたいものです。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 14 Town-2
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 14
町-2 Katoomba(カトゥンバ)・Leura(ルーラ)
Katoombaはブルーマウンテンズのクライミングエリア周辺で最大の町で観光地としても最大である。
駅の乗降客も周辺では最も多い。
駅前の一等地にあるSummit Gearは、よくブログで紹介されているが、マウンテニアリングSHOPとしては大きいのだが、フリークライミングギアは乏しい。sale品も少なく、やはり、フリークライミングギアならBlackheathのBJRがお勧め。
駅前streetには、たくさんの店が立ち並んでいるがSummit Gear以外に2店舗アウトドアshopがあり、他にもmacpacの直営店もあった。
そんな中でMountain Designsは店は小さいながらもsale品が多かったのでお勧めの一店。僕もFive-Tenのアプローチシューズを特価でget!
物によっては掘り出し物があるかもしれないので要check!
このMountain Designsの奥に写っているのが、French Hot Breadっていうお勧めパン屋。とにかく安い。
フランスや日本のパン屋にはかなわないが、イギリス・アメリカ系のまずいパン屋のなかでは美味しい!
保存料たっぷりのスーパーや雑貨屋のパンなんか食べてられない。
こちらはBritish Gardenを備える創業130周年のCarrington Hotel
駅前streetには超美味いハンバーガーshopもありましたが、めっちゃオススメですが写真も名前も忘れちゃいました!
パン屋さんと同じ並びだったことだけ覚えていれば行けるはずですが・・・
(Blackheathに唯一あるFish&chipsのハンバーガー屋にあるSeafood stickだけは食べちゃあいけません!あまりのcheepさに怒りを通り越して笑いしか出ませんでした)
写真は有りませんが、スーパーで買い物するなら巨大スーパーマーケットのCOLES!
図書館や市民センターと同じ建物で入口がわかりにくいのですが、人に聞けばすぐにわかるはず。
(僕らが滞在していた時はK-mart跡地が工事中だったので今後、巨大K-martが出現するかもしれません。)
そして観光地で有名なEcho-point、Scenic Worldなどが有り世界中から観光客が押し寄せているのですが、我々クライマーにとっては、クライミングエリアで見ている景色となんら変わりの無いものなので、敢えて紹介しません。
表現が悪いが、ベタな観光地と言えるのがkatoomba、それに対してLeura(ルーラ)は洗練されていました。
katoombaとくっついた町なので駅は小さく、katoomba、Leura二つを合わせて一つの大きな町のようですね。
写真はないのですが、駅前streetを歩いているとkatoombaとはあきらかに違う洗練された店が多くあり、思わず入ってしまう感じですね。
都会的といえば都会的。でもなんだか清々しさを感じる町でした。
あ、一言でいうと、お洒落。
車を進めると、高級住宅街が広がり、なんの柵も無い公園のようなゴルフ場もあり、ゆったり感タップリでした。
その先に、Sulime Pointっていうトラッドメインのクライミングエリアもありましたが、レスト日にアプローチ入口までドライブして展望エリアだけ見て帰ったのでありました。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 13 Town-1 Blackheath
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 13
町-1 Blackheath
最後は町情報
Blackheath(ブラックヒース)・・・僕らの拠点とした閑静な田舎町
Blackheathから車で10分
Katoomba(カトゥンバ)・・・周辺で最大の町は買い物の拠点、最大の観光地エコーポイントもある
Leura(ルーラ)・・・Katoombaの横にくっつくようにある高級住宅街
Blackheathから車で5分
Medlow Bath(メドロウバス)・・・BlackheathとKatoombaの間にある通過すると見落としてしまう程小さな住宅街、周辺で一番安いガソリンスタンドが最大のポイント
Blackheathからkatoombaと逆方向に車で5分
そしてよく登りに行ったMount Victoria(マウントビクトリア)・・・ほんとに登りに行っただけで、古いホテルしか印象に無い小さな町
まずは、
Blackheath・・・閑静な田舎町
メインストリート交差点の絶好の場所にある八百屋は少し値段が高いが新鮮野菜が豊富で、ほとんど野菜はここでget!
町で唯一のパン屋は、まったくダメパン屋(笑 休みも多いし、バゲット美味しくない、高い!(お菓子は美味しかったけどね)
フランス行って修業しておいで!
パン屋はKatoombaにあるFrench Hot Breadって名前のパン屋が絶対お勧め。
肉ならBlackheath Butcheryが最高!
ポーク、ラム、ソーセージも美味かったが、やはりオージービーフ!
Tボーンからニューヨークスタイルまで、超肉厚のステーキは最高やった!
スーパーの肉屋は足元にも及ばんかった。
そしてなんだかんだ便利だったのが、この雑貨屋
まさにFriendry Grocerでした!
そしてクライミングショップ、BJR
事前にブログで見ていると、KatoombaのSummit Gearがよく紹介されていたが、フリークライミングギアならこちらのお店がbest!
Blackheathの駅の裏通りに位置するのでわかりにくいが、小さなお店が並んだ倉庫の奥。トポの裏表紙に広告も出ている。
BJR CLImbing Equipment
Australia Blue Mountains Climbing Tour 12 Rest
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 12 レスト
ブルーマウンテンズでのレストは、知らない岩場チェックであったり、
観光地のエコーポイントに行ったり、
雨の日は寒くてコテージでストーブを点けてクリケットTV観戦したり、真夏のクリスマスを楽しんだり、
買い物、ドライブ等々で過ごしました。
そんな中我が家の近所のGovett’s leap Look outからEvans Look outまでのクリフトップウォークは一番BlueMoutainsらしい過ごし方だったような気がします。
片道3km2時間、往復4時間と書いていますが、実際は往復で3時間ほど。
崖っぷちのはじっこをテクテク歩くのだが基本的にアップダウンが少ないのでほんとにお散歩気分。休日に行ったこともあり沢山のオージーが歩いていたり、Look Out(展望台)にランチボックスを持ち込んで家族で休日を過ごしている姿が多かったですね。
巨大蟻塚!
蝉は日本と変わらないように見えるが、鳴き声の大きさはオージークラス!
めっちゃうるさかった(笑
風で滝の水が霧のように霧散してたので真夏の日差しにはミストシャワーで気持ちよかった!
結局レストでハイキングをしたものの、クライミング日のアプローチ歩きと大差ないのでありました(笑
日和佐
2014/03/08(土)〜09(日)
長屋坂が一区切りついたので、先週末は四国徳島県の日和佐へロープクライミングでは初めて登りに行きました。
訪れていたクライマーは土曜8人。日曜14人。全て関西からのクライマーのようでした。
わかりづらいアプローチもブログ情報に助けられ無事にエリアに到着。
冬型の気圧配置の影響で風もあったのですが、二日間とも晴れに恵まれなんとか楽しむことができました。
小ぶりながら太平洋に面したエリアは快適そのもの。
陽光が降り注ぐ垂壁中心の”陽だまりエリア”と、強傾斜ガバガバルートのある”ドーム内”
全く違う二つのエリアが、初心者から上級者まで楽しませてくれる。
惜しむらくはルートの少なさですね。あと、30分ほどのアプローチが若干危険個所を通過するので山歩き初心者や子供などは要注意。
スクールの下見が今回の目的であったが、二日間で合計8本のルートを登り、特に陽だまりエリアは6本全て登ることができたので目的達成。
個人的にはドーム内の”岬めぐり”5.12bをオンサイトした勢いに乗り、”日和佐丸”5.12dもオンサイトできたかと思いきや、終了点直下でフォール。(終了点クリップホールドを超えて手を出してしまったのであります。)
翌日での2便目はまさかの終了点クリップ時に手繰り落ち・・・(講習でわざと手繰り落ちした事は何度もあるが、たぶん本気落ちは初体験)、完全に二撃できたと思ったのですが・・・ロープはゲートの上まで引きあがっていたのに、下半身が耐えれていなかったのだろう。
悔しさは言葉にできないほどだが、これもクライミング。
自分の実力であり、考えさせられる事もひとしお。
登りきる時よりも登れなかった時にこそ学ぶべきことがあるのだなと思うのでありました。
長屋坂
1月から毎週のように通い、スクールも行った備中長屋坂。
寒い冬の日も黙々と頑張っていた人達が次々とレッドポイントを決めていきました。
Mnmgtさんのmorisama5.12a/bに始まり、翌週にはhndさん、ksmtさんもmorisamaを登り、同じ日に吹屋の娘5.12cをigtさんが登り、その時3人組できていたpartyが3人共RPという嬉しいツアーとなっていました。
先週末、僕も手こずっていた流血戦を片づけ、翌日には奥さんもmorisamaをRPという素敵なツアーとなりました。
これで長屋坂から一旦離れることができるかな?
Australia Blue Mountains Climbing Tour 11 animals
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 11
animals
前回の記事でやっと登りに行った全ての岩場を紹介できました。
ここで、オーストラリアで出会った動物達のお話。
僕らが滞在したCardwell CottageはBlackheathの町のはずれなのですが、朝夕は鳥たちの鳴き声がわんさか。
色んな鳴き声で、猿でも鳴いているのかと思いきや、どうやら鳥のよう。
しかも、日本では野鳥園にでも行かないと見られないような鳥たちがスズメやカラスのようにそこいらへんにいるんですねえ。
これはカラス。でも、白黒。おもしろい鳴き方だったなあ。
赤いインコは住宅街を飛び回っているし・・・
一番びっくりしたのが我が家の庭にジャンジャン飛来した真っ白なオウム。
梅のような実を夢中になって食べていましたが、あれよあれよと数が増え5,6羽いたかなあ・・・
オーストラリアといえばカンガルー
カンガルーのステーキは食べる機会を得ませんでしたが、雨の日のレストがてらに岩場探索をしたHartley Vale周辺の車道から、カンガルーらしきものに遭遇(ワラビーだったかもしれませんが)
(残念がら望遠レンズのある一眼をcottageに置いていた為、コンパクトカメラで撮影したのでわかりにくいですが・・・)
その後、Lithgowからの帰り道でフリーウェイ脇に居たそうな・・・(僕は運転していた為、見れず)
まあ、道路標識に描かれているのでそこら中に生息しているんでしょうね!
コアラはこの辺りには居らず、コアラ保護センター等で抱っこできるようですが、今回僕らは有料観光をしていないので会えず。
あとは、トカゲ
観光地であるエコーポイントでは、観光客にヘビを首に巻いたり、大トカゲを肩に乗せたりしていましたが、
「まさかあんな大きなトカゲはそこら辺に居ないよね!」
って笑っていたのですが、Report 8に書いたように普通のアプローチ上に居るんだから驚いた!!!
下の写真のトカゲ君は上のトカゲ君サイズだったんですよ!
オーストラリアは動物に優しい環境がたくさん残っているのかもしれませんね。
で、なぜかしら、アルパカが飼われている・・・しかも、2カ所も!
家畜だよね?
でも、こちらはペットのような雰囲気でした(笑
Australia Blue Mountains Climbing Tour 10 Logan Brae
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 10
Logan Brae
オーストラリアの1月は真夏、朝夕は涼しいが日中は30度を超えることもある。
ブルーマウンテンズは標高1000m近くなので、多少シドニーよりは涼しい。
でも、夏である。
なのに、お気に入りエリアのBardens Lookoutに西風が吹くと、夏の装いで日陰だといたたまれないほどの寒さになる(泣
取り付きはまだマシなのだが、終了点間際になると突風に吹き飛ばされそうになりながら岩にしがみつく。
そんなある日、Wave Wallで会っていた、日本人とのハーフのCaroline&ドイツ人のChristianと隣り合わせて登る機会があった。
ハーフのCarolineは片言ながら日本語で色んな事を教えてくれた。
で、西風の強い日は、Logan Braeが良いよ!とアドバイスをくれました。
そうして、Bardens Lookoutから避難するように向かったのがLogan Brae。
Blackheathの駅から車で4,5分
少しわかりにくいが道路脇に2,3台の駐車スペースが有り、近くの電柱にクライマー用の張り紙がある。
(注意!:2010年版のトポの駐車スペースだと私有地を使うアプローチになってしまうので、今は少し手前になったらしい。)
車から約15分、一般人の通りそうにないクライマーにはわかりやすいアプローチを突き進むとLogan Braeに到着
完全な東面なので午後のエリア!
小規模の岩場だが横一列に並んだルートは全部で25本、グレードも22〜29(5.11a〜13b)までと、中上級者にはもってこい。
コンパクトにまとまっていてとても分かりやすい。
ただ、取り付きは広いバンドなのだが、若干外径しているので、物が転がったら断崖絶壁まで一直線。
物だけでなく、ルート間の移動も丁寧に足置きをしないとちょっと不安。
でも、ルートは快適ガバルートでした!
午後のエリアだけあって若者向けなのかもしれませんが、午前中登った僕らは午後はいつもノボセ気味なので、早々に退散してしまいました!
昼から登るには超お勧めエリアなのであります。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 9 Centennial Glen(Wave Wall)
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 9
Centennial Glen(Wave Wall)
クライミング初日にアプローチ上から見えていた傾斜のある壁、あきらかに上級者であろうローカルクライマーで賑わっていたのがCentennial Glen(センチニアルグレン)の端っこにあるWave Wall(ウェイブウォール)
駐車場を降りてゆくとすぐ右手の対岸に見えるのだが、ぐるっと回り込んで歩かなければいけないのでMain Wallも通り過ぎ20分ほどのアプローチ。
気になっていた岩場にやっとたどり着いたのは大晦日のツアー11日目。
傾斜は100度〜120度。
課題によってはドッカブリパートも出てくるお気に入りエリア。
昼過ぎまで日陰で、上級者がたくさん登りに来ていました。
Sam&Kim
そこで出会った、Sam!
別のエリアも合わせて都合3度も会うことができてビレイもし合い仲良くなりました。
初めてWave Wallに行った日に居合わせた、強い女性クライマーKim、日本人とのハーフのCaroline&ドイツ人のChristian、ブラピ似のStefany、リボルトじいさんには別エリアを含めて複数回出会う事ができました。
お蔭で、Wave Wall最終日に出会ったSimon、Ingma、Adrian夫妻も親しくしてくれました!
(行けば必ず居る常連さんの多い、鳳来の鬼岩のような感じかな?それにしてもみんなフレンドリーだったなあ!)
Simon&Ingma
課題はガバガバルートからカチカチルート、ドッカブリからぶっ飛びルートまでよりどりみどり!
登ったどのルートも★★★以上に感じる課題でした。
この終了点直下の一手で苦しんだのは、Rubber Lover(25)5.12a/b
終了点直下まではそこそこなのに、最後だけ極端に甘い・・・
余裕で登れると思い込み、気楽に手を出すも4便同じところで敗退。
みんなに、
「ah〜・・・」
「oh〜・・・」
あそこまで余裕なのに・・・etc・・・
後日1便目で登りましたが、グレードに関わらずとっても嬉しかったです。
この課題は薄被りカチカチ、ロングリーチ課題ですがKimやStefanyがtryしていておもしろそうだったSmoked Mussels(26)5.12c
この日はKimやIngmaとtryできて楽しかったなあ!
オランダから数ケ月シドニーに留学しているIngmaは、酸っぱい米クラッカーをボリボリ食べていて、僕らにもくれたが、まさにamazing!
Simonは”umeboshi”のようなもんだなって驚きの表現をしていたが、Kimは気持ち悪がって食べていなかった。
変な物を食っていたIngmaだが若くてデカいだけあって、この日唯一Smoked Musselsを完登していた。
午前中は日が当たっていたが、裏っかわにはこんなドッカブリエリアもある。
いやあ、みんなで登ったこの日が一番楽しかったなあ!!!
Luvrock
2014/02/20(木)
大阪は住之江公園の近くにできたボルダリングジム、Luvrock(ラブロック)
Openしたのは先月1月18日。
1ヶ月を経過したので運営も慣れてきた頃だと思い、空いている昼の3時過ぎに訪れた。
受付staffはKassy、そして店長のmitchyも休日返上で居合わせていたので超ラッキー!
二人とも昨年まで、gravity-researchのstaffであり、元をたどるとpump-osakaのstaff。
しかもmitchyにいたってはお互いにビギナーの頃から15年近くのお付き合い。
(この二人、僕が知っているクライミングジムスタッフの中で、客を引き付ける人間力はトップレベル!)
残念ながら会えなかったが、運営しているのは、これまたpump時代のお客さんであるnishinoさん。
なんだか気ごころの知れた人の居るジムはこんなにも良いんだなあ、と、久々に感じました。
で、個人的なバックグラウンドはさておき、登ってきた感想。
Very good!!!
めっちゃ良かった!
グラビティなんばでの夜のスクールが控えていた為、ほんの2時間弱でしたが質の高さを感じました。
久々に、まとも(?)、楽しい、と思える課題がたくさんのジムに出会えた。
こんな思いは3年前のgaleraさん以来だ。
もちろん僕自身ここ最近新しいジムに行ってないので、他にも良いジムはあるのでしょうが・・・
何が良いって、ゆとりのある登り空間。
マットも、壁と壁のクリアランスもvery nice!
高さもあるし、壁の形状がシンプルなうえ傾斜も多面にわたって角度が少しずつ違いバリエーション豊富。
実はシンプルな壁ほどホールドやハリボテで定期的に変更できて、多角面の壁より飽きない壁となる。
(そこは管理者やセッターの腕の見せ所。)
シンプルだが、角度の違う面が連続して連なっている為、コーナーやカンテ等の3次元的な課題も充実。
ハード課題は高いゴールだが、初級課題のゴールは低く設定されている気配りもバッチリ!
そして、とってもナイスなホールドのチョイス。
壁の設計からホールドのチョイスまでをmitchyが全て行ったそうですが、彼の長年の経験、そしてこだわりが随所に光って垣間見えた。
Good job!
こうなるとジムの商品である、課題が良いものなのは間違い無し。
ビギナー課題も豊富。
無理のないムーブ。
登り込むことで必ず登らせてくれる。
中級課題も、ホールドの悪さに頼るのではなくムーブやバランスに一工夫加える事で解決。
ただし、一度や二度では登れないけど、トライすれば登れそうという気にさせてくれる課題。
そして上級課題もギンギンに飛ばせるもの、ジワっと耐えるもの、強くなりたきゃ登れと言わんばかりの課題だ!
Luvrock
559-0013 大阪市住之江区御崎6-2-10
TEL:06-6616-7452
URL:http://luvrock.jp/
最近僕が触る人工壁で、ここまで全てのレベルに気配りができて、簡単すぎず、難しすぎない、全体のまとまりを感じるジムは皆無。
さすが、登りにこだわり、登る人への愛情を持っている人が造るとこんな素晴らしいものになるのだなあと、嬉しくなった一日でした!
Australia Blue Mountains Climbing Tour 8 Porters Pass
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 8
Porters Pass
ツアー前半は色んなエリアをチェックして、目標課題をしぼりこんで通い詰めるのは後半にしようと思っていたのですが、近所の岩場が近年のBush Fire(山火事)により、アプローチ不明になっていたり、立ち入り禁止になっていたり、他にもアプローチまでのオフロードは4WDの車で無ければ自信が無かったり。そんなこんなで、アプローチ入口周辺で断念したエリアが5、6カ所ありました。(探して断念してはBardens Lookoutにあしげく通っていたのであります(笑 )
そんな中、初日に行ったCentennial Glenの隣のエリア、Porters Pass(ポータズパス)に行けたのはツアー後半の10日目!
よく似た景色を見飽きかけた頃、小さな沢づたいに降りてゆくアプローチは新鮮!(デカいトカゲ君にも遭遇)
しかあし、新たな岩場は新鮮なものの、残念ながらPorters Passは傾斜が無い・・・
スラブに近いフェイスの5.12台(25)は強烈に悪い!
Spaekle Motion(25)は残念ながら敗退
ミニマムホールドで超リーチーなムーブを要求されます(泣
易しいけれど、Powerbra Rangers19(5.10a)は自分的に★★二つ星の好ルートでした。
日が当たりだした昼過ぎに撤収して、このエリアに戻る事はありませんでした(笑
Australia Blue Mountains Climbing Tour 7 Bardens Lookout
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 7
Bardens Lookout
雨のレスト日を使い、アプローチの近いエリアを探索して見つけたのが、
Bardens Lookout(バーデンズルックアウト)
Mount Victoria(マウントビクトリア)の町のはずれにある展望(ルックアウト)エリア
Blackheathのコテージから車で10分。
5台分の駐車場スペースが一杯になっても、道路わきに駐車し放題。
アプローチは整備された階段を下って5分!
今回のツアーで最も快適なアプローチのエリア。
そのせいもあって最終日までに6日も訪れるお気に入りエリアとなりました。
エリアは大きく分けて3つ。
一番手前のJean Genie Areaはトポに写真が載ってないものの、壁にルート名のイニシャルがペイントされているので分かりやすい。
ボルダーのように短い壁にプチルーフが有り、ガバを見つけて乗り越えるのが楽しい中・上級の課題が10本ほどあって楽しめました。(その上、昼からの強烈な日差しから逃れられる快適エリアでした。)
Little Triggers Wallは、傾斜が無く初心者向けの長いルートが多かったのですが、そんな中でも、
Hang on to Yourself 22(5.11a/b)
Lady Grinning Soul 22(5.11a/b)
は、ガバ中心のお買い得快適課題でした。
そして、なんといっても Electric Blue Area(エレクトリックブルーエリア)
最初に出てくる手前のエリアはクラックルートが5、6本あり傾斜もないのですが、岩場を回り込むと、超ドッカブリエリアが出現!
トポの写真では全くわからないのですが、ダイナミック!
ドッカブリをガバからガバへグイグイと登る感じで、一発で気に入りました。
そして、あまりのカッコ良さに、
The Way of All Flesh 26(5.12c)
を、今回のツアーの目標にしようと決めたのでした。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 6 Medlow Bath
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 6
Medlow Bath
Blackheathの小さな小さな隣町Medlow Bathにも行ってみました。
エリア名は町の名前そのまま、Medlow Bath(メドロウバス)
車で5分。
民家に邪魔にならないように路上駐車して、アプローチは徒歩15分ほど。
Medlow Bathの中のThe Blockという岩を登りましたがなんだかアルパインチックな垂壁だったので、被りを求めて移動。
目指したのはThe Underworldという高グレードの★一杯ルートのあるドッカブリエリア。
アプローチ20分という事であったが、炎天下を30分以上道に迷いながらBush Walkすると頭は朦朧として・・・
道が合っているのか半信半疑に歩きながら結局1時間近く歩いたのかな?
Bush Walkと言っても、ホンマもののブッシュに切り刻まれながら、薄着で肌露出したままイバラをヤブ漕ぎしている感じ。
もう、岩場はどうでもよくなってきたころに、なんとかトポに書かれている目印に辿りづいたのだが、最後はジャングルのような鬱蒼としたジメジメ地帯の木々をくぐり下りていくようで・・・
パス!
暑さで相当疲れていたのでしょう、岩場の入口で終了としました(笑
遠いアプローチ、ヤブ漕ぎしてまで行くのは止めよう!
っていうのが、この日の教訓となりました。
結局、Medlow BathではThe Blockにあった、簡単なルートを1本登ったのみとなり、ハイキングをしに行った一日となりました。
5周年
2014/1/31(金)
明日2月1日、BBF climbing schoolがStartして丸5年となります。
2009年1月下旬、私がフリークライミングを始めてちょうど10年経過したのを機にBBF climbing schoolを立ち上げ、最初の講習を行ったのが2月1日。
最初はほんの数人の知人に口伝え、そしてブログでこっそり細々と募集するのみだったので、知っている方はほとんどおられませんでした。
年々少しずつ受講して下さる方が増え、2年半前立ち上げたホームページのヒット数も10万件を超え、たくさんの方々に認知していただけるようになりました。
5年の間に400回以上の講習を行い、参加延べ人数が1000人を超えました。
参加いただいた皆様、誠にありがとうございます。
初年度、PRをせず講習の無い日々が続き、ただ黙々と登っていたり・・・
トレーニング過多がたたり使い痛みによる故障や、他のスポーツによる故障、腰痛などに悩まされながら、さまざまなレベルの参加者を通じて、私自身フリークライミングを見つめ直し、奥の深さ、おもしろさ、切なさを日々痛感させていただいています。
今更ながら、
登り方は自由
可能性は無限大
登りたい課題はチャレンジし続ければ必ず登れる
って思う毎日です。
いやあ、フリークライミングは本当に楽しいですね!
BBFも6年目に突入しますが、岩に、インドアに、よろしくお願い致します。
さあ、限界突破目指して楽しんで登りましょう!
Australia Blue Mountains Climbing Tour 5 Centennial Glen(Main Wall)
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 5
Centennial Glen
二日目の午後は、Shipley Upper(シップリーアッパー)エリアから水平移動で10分ほどのCentennial Glen(センチニアルグレン)エリアへ。
このエリアには大きく分けて6つの壁が約15分ほどのアプローチ脇に点在しています。
とりあえず、二つのエリアを通り過ぎMain Wallを登りました。
歩いていると壁だらけなので、エリアなのかただの壁なのかわかりづらいので、またもや地元クライマーにエリアやルートを教えてもらい登りたいルートを登れました。やっぱり地元クライマーに聞くのが一番!
写真ではわかりづらいですが、ルートによって傾斜は120度程度で、この時登った、
Nev Herrod 23(5.11c)★★
は、ガバtoガバの被りルートでとても快適にオンサイトできました。
僕の感覚では★★★★で5.11dでも良いかも?
(イレブン台でランジっぽいデッドがでてきたのはさすがオーストラリア)
午後からの気温上昇の為、冬モードの体は熱がこもった様にボーッとしてしまったので一日目のクライミングは午後3時頃に終了。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 4 Shipley Upper
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 4
Shipley Upper
話を2日目の朝に戻します(笑
初めての岩場はアプローチの楽な、Shipley Upper(シップリーアッパー)エリアへ!
駐車場まではコテージから車で5分。Blackheath(ブラックヒース)の駅から車で2,3分程度。
一般的にはCentennial Glen(センチニアルグレン)周辺をハイキングする人の為の駐車スペースのようですが、クライマーの車で一杯。
駐車場から整備されたハイキングロードを5分ほど下り、水平道を5分、計10分ほどで迷うことなく楽にShipley Upper(シップリーアッパー)に到着。
断崖の中間にある安定した1本道のハイキングロードが取り付き(スタート)になるのですが、何十メートルも続くクライミングウォールは垂壁〜スラブ気味。(関西の人に分かりやすく表現すると兵庫県神戸市道場の駒形岩を横に長く長くしたイメージ。)
その長大な壁に74本もルートがあるのですが、よく似た取り付きなのでなにがなんだか分かりづらい。
とりあえず、エリア入口にいた地元クライマーらしき人に、登っているルートの名前を教えてもらいエリアを把握してゆく。
地元の人達は気さくに挨拶をして、優しく応対てくれました。
世界中どこにいっても大抵のクライマーは親切ですね!
オーストラリア1本目、お目当ての優しいアップルートは、Jack High Straight(ジャックハイストレイト)wallにある、
Jack High(ジャックハイ)19(5.10a)★★★★(トポでは四つ星)
ここで、オーストラリアのグレードのお話
日本で使われているデシマルグレードとは違い、数字一つで表されて、数字が大きくなれば難しくなるという非常にシンプルなもの。
ジャックハイは19
つまり19がグレード。(デシマルグレードで5.10aぐらい。)
14 5.7
15 5.8
16〜18が5.9と非常に大ざっぱ(笑
19 5.10a
20 5.10b〜c
21 5.10c〜d
22 5.11a〜b
23 5.11b〜c
24 5.11d
25 5.12a〜b
26 5.12c
27 5.12d
28 5.13a
29 5.13b
30 5.13c
31 5.13d
32 5.14a
オーストラリアのグレード表記はシンプルでわかりやすく、僕は世界で一番良いグレード表記だと思う。
で、実際のJack High(ジャックハイ)19(5.10a)の内容は・・・
出だしから悪い!!!(笑
5.10aってこんなに悪かったっけ?って感じですが、出だしが過ぎればそこそこガバだらけ。
でも、基本的にリーチーな課題。
僕の体感は5.10c程度。(つまり垂壁グレードは辛め)
岩場自体、地層の影響で真横に走る棚などがガバホールドで構成されているうえ、横スジから横スジというかホールドからホールドまで何も無いセクションが多い為、正体引きつけムーブのオンパレード。背の高いオージーならガバガバルートで快適であろうが、身長160cm未満の人は遠いガバに飛びつく感じは否めません。
Shipley Upper(シップリーアッパー)では、軽く2本登って岩場全体を見学。
岩場にはグレード17〜33まで幅広くルートがあるのですが、大多数が垂壁ルート。岩場両サイドに被った高難度のルートがありました。
午前中は30℃あっても湿度が低いので日陰で涼しかったのですが、午後からはリップから太陽が顔を出し、日なたは灼熱の40℃!
太陽を避けるように、Centennial Glen(センチニアルグレン)へ移動したのでありました。
(その後、このエリアを訪れることはありませんでした)
Shipley Upper(シップリーアッパー)の取り付き(遊歩道)からは数百m下の農場が眺める事ができます。
備中 長屋坂3
2014/01/25(土)〜26(日)
3週連続の備中長屋坂。
土曜は季節外れの陽気で気温は15℃、岩は冷たかったものの人も少なく快適。
日曜は前晩の雨、曇り、途中雨と寒いうえにコンディションは悪いものの、午後から日差しがあり別世界のように暖かくなりました。
長屋坂は1999年東秀樹さんらによって開拓された、当時の備中では貴重な優しめのエリアで”スイートエリア”とも呼ばれていた。
当時、ビギナークライマーだった僕は開拓初年からこの岩場を登る機会に恵まれたものの、5.11台のルートしか触らないままに、スクールで引率する利用がほとんどとなっていました。
やっと今年、先々週からプライベートの登りで5.12台を触りだし、
”MORISAMA”5.12a/b
”カウントダウン”5.12a
”女王様”5.12b
をRP完登し、先日は、流血戦5.12cのトライを始めました。
2週間前、久々の備中で”カウントダウン”をオンサイトトライした時は滑りやすい石灰岩への足置きに慣れず、腕がパンパンになり適正ムーブを探るのもままならず、核心でのライン取りを見誤っていました。
先週、”カウントダウン”をほったらかし、”MORISAMA”のオンサイトトライに移るも、これまたツルツル滑って敗退。
翌日には”MORISAMA”をレッドポイントした勢いで”カウントダウン”を触ってみると、僕が選んだ左ラインより、右ラインのほうがホールドが持ちやすい事に気づく。(慣れてくると見極めも良くなりました。)
直後、”カウントダウン”右ラインに狙いを定めるとあっさりレッドポイント!
で、今回”女王様”のオンサイトトライが・・・
核心を抜け、ホールドを読み切ったものの、核心後の棚奥のガバが想像できず、パンパンにパンプした腕で突進した先にガバを見つけた時には余裕がなく、デッドポイントで手を伸ばしたものの指先あと3㎝で足が滑り敢え無くフォール・・・悔しい!悔しい1テンとなりました。
2便目は落ちたところばかり集中して手前で安易な動きをしてしまい、まさかのフォール。
3便目はヨレてしまいトライになりませんでした(泣
翌日には雨の影響で上部が濡れていたので諦めつつトライ。
濡れたガバを慎重にポジショニングを意識して無事にレッドポイントできたのでホッとしました。
こうやって、コツコツ触り続けると、備中石灰岩にも慣れクライミングスキルが向上している事を感じました。
やはり、グレードに関わらず、一度や二度で全然太刀打ちできなくても、何度も続けてトライする事は、感覚が慣れ、力が着き、一つ一つハードルを乗り越えることができますね。
Australia Blue Mountains Climbing Tour 3
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 3
前回のreportは岩場情報に終始したものの、まだまだ補足事項がある事に気づきました(笑
オーストラリアのボルトルートと言えば、僕が初めて教えてもらった10年以上前の情報によると、
ボルトはあるが、ハンガーを自分で用意してボルトに引っ掛け、そのうえでヌンチャクをセットするキャロットシステムが主流と聞いていた。
なんだかとても面倒で、マスターオンサイトには厳しいイメージがありました。
しかし、時代の流れなのでしょう、今回のツアーで登ったルートは全てケミカルアンカーで、日本と同じように直接ヌンチャクをセットすることができました。
まだまだ、キャロットルートは有り、クライミングショップにはキャロット用のハンガーも売っていたのですが、リボルトがしっかりなされており、地元クライマーもキャロットルートを登っている人はいませんでした。(どう考えたって面倒だし、フリークライミング的ではないですね!)
あと、大事な岩質のお話。
岩質はズバリ砂岩
僕の大好きなザラザラフリクションタップリの砂岩。摩擦力は強烈でスメアリングが効きやすい!
しかし、体が不意にあたってしまうと簡単に擦りむいてしまい、擦り傷だらけになってしまうのもタマニキズ。
でも、気を付けないといけないのはロープ。
あまりの摩擦力の為、終了点が奥まっている場合や、ルート途中に棚や庇が飛び出している場合は、ロワーダウンやヌンチャク回収時に、ロープをヤスリ掛けし続ける状態になります。
地元クライマーが教えてくれたのですが、ロープが擦れるルートの回収時は、終了点にロープを掛けず、クライムダウンもしくはフォールを繰り返しヌンチャクを回収。最後1pin目でケミカルアンカーにロープを通して懸垂下降していました。
超ドッカブリのランナウトルートを、いくら慣れているとはいえ回収の為に全pinフォールを繰り返している姿はキョウレツでした(笑
ちなみに、僕はそのルートをロワーダウンで回収したのですが、あまりの被りの為、逆に相当な苦労とロープの消耗を余儀なくされました(泣
備中 平川は雪の中・・・
2014/01/19(日)
先週に引き続き、備中長屋坂で土日の2日間リードクライミング。
土曜はそこそこ暖かく人も少なく快適でした。
夜、平川いこいの家で宿泊していると、外は雪・・・
翌、日曜の朝はしっかり5㎝以上積もっていました。
備中局役場から長屋坂を見上げても、雪で木々が真っ白になり、岩場が見えない状態でしたが、
長屋坂は上部がせりだしているおかげで何の問題もなく登る事ができました。
それにしても、雪降り積もる岩場にたくさんのクライマーが集っていたのには少々驚きました。
みんな、みんな、岩が好きなんですね!
Australia Blue Mountains Climbing Tour 2
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 2
滞在2日目朝から待望のクライミングエリアへ!
と、その前に・・・エリア全体の情報を。
標高約1000mの台地に広がるブルーマウンテンズ国立公園。
クライミングエリアはブルーマウンテンズの西の端の崖っぷちに多数点在。
台地の間を切り裂く渓谷や、台地の縁を形どる切り立った断崖。
その断崖の先っちょを、ちょこっと登る。
ほとんどのエリアが、台地の上の町から崖の縁を100mほど下って、崖の上部だけを登るイメージ。
つまり、テーブルの端っこの角を上のほうだけちょっぴり登るようなもの。
Blue Mountains Climbing 2010 guidebook 336ページ
約5000円(現地で買っても、日本でネットで買っても同じような値段)
このトポには、45エリア、2659本ものルートが、細かい字を駆使し330ページに詰め込むように紹介されていた。
写真でラインが明記されているのはその中の主要ルートだけなので、全てのルートを写真にして読みやすい大きな文字で編集すると、きっと辞典のような分厚いトポとなるでしょう。(僕は早くも老眼?のせいか、ミニレンズを使って字を読むはめに)
エリアによっては、完全なスポートルートのみのエリアから、トラッドルートのみや、マルチ、ボルト&ナチュプロmixなど、全てを含んだエリアなど多種多様なクライミングが展開されています。
トポの大まかな情報によると、スポートルートメインのエリアが29、トラッドメインのエリアが16と、ほぼ2:1の割合でスポートエリアのほうが多いようです。
町で言うと、Blackheath(ブラックヒース)、Mount Victoria(マウントビクトリア)の二カ所にクライミングエリアが集中しています。
この二つの町は車で5分ほどしか離れていません。この地域最大の町Katoomba(カトゥンバ)へもブラックヒースから車で10分。
カトゥンバを含め他の町にもクライミングエリアが点在していますが、ブラックヒースを中心として車で1時間圏内に45のエリア全てが収まっています。
そんな中で傾斜のあるスポートクライミングエリアで一押しが、ブラックヒースにある、
Centennial Glen(センチニアルグレン)・・・Wave Wall(ウェイブウォール)
Main Wall(メインウォール)
そしてドッカブリ超お勧めは、マウントビクトリアのはずれにある、
Bardens Lookout(バーデンズルックアウト)・・・Electric Blue Area(エレクトリックブルーエリア)
つまり、センチニアルグレンにしてもバーデンズルックアウトにしても、エリアの中にたくさん壁がある(エリアの中にたくさんエリアがある。)、という状態でした。
僕らも事前にブログ記事をチェックしていたり、日本でトポを購入し予習していたものの、やっぱり実際に行ってみないとイメージはつかめませんでしたね。
って、いろんな事を書いていたら一向にクライミングエリアに行く話になりませんね(笑
て事で、次回に続きます・・・
« Older Entries Newer Entries »