新しいボルダリングジム

2014-05-13

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2014/05/12(木)
友達がボルダリングジムを立ち上げる。
pump-osaka時代のお客さんだったが、十数年前、毎週、毎週、岩を登りに行った貴重な仲間の一人。

今やボルダリングジムは全国で数百店舗あるが、ほんの一昔前の関西は大阪にクライミングジムが3店舗しかなかった。
昔は遠方から高速道路を使ってpumpまで通い詰めていたお客さんもたくさんおられた。

ちょうど10年前そんなお客さんのうちの3人が、大阪まで通うのは大変なので神戸市須磨で共同でプライベートウォールを立ち上げた。
その名は、
「バクハン」
とても小さい壁だったが、一生懸命手作りした事が随所に表れていて建物環境は悪いものの、なんだか楽しさが詰まっていた。
知る人ぞ知る、究極のアンダーグラウンドな壁だった。
(入口の狭さは日本一か?間違いなく世界一だっただろう・・・)
神戸の一部のボルダラーが夜な夜な集っていた。
(今朝FaceBookで知ったのだが、先月新ジム立ち上げのためにバクハン解体、解散が行われたのは、設立からちょうど10年だったらしい。)

何年も経つと管理人の3人も登る頻度は落ちていたようだが、4年前から子供たちのスクールが行われるようになった。
「のぼりばSG」
http://noboriba-sg.com/
「バクハン」管理人の1人、terumin(yamaguti-san)がshingo君と始めた子供を中心としたクライミングスクール。

4年間、須磨、姫路、垂水で展開していた「のぼりばSG」のスクール。
今や大盛況のようで、この1、2年「バクハン」では手狭となっていた。

僕も、2年前からジムに適した物件の下見に付き合わせてもらう機会を得た。
前回も、前々回も、適していないと感想を述べさせてもらった。

昨年12月、垂水のとあるスペースを下見した。
「メリット、デメリット混在していて何とも言えない微妙な物件」
というのが正直な感想だった。

直後僕はオーストラリアツアーに出かけ2ヶ月ほど経って連絡してみると、あれよあれよという間に話が進んで垂水の物件で決定して工事の準備に入っていた。

3月二人から色んな話を聞いて、動き出したんだなと実感。

4月工事が始まった。

そして、昨日工事中のジムにお邪魔した。
懸案事項は見事にクリアされ、素晴らしい壁が立ち上がりつつある。
自分で運転して行くと、立地条件の良さも再認識。

teruminは僕より年の離れた姉さんだが、とてもとてもモチベーションが高い。
彼女はTOPクライマーでも無いし、ジムで働いた経験も無い。
最初に「のぼりばSG」を始める時、どうすれば良いか不安だったであろう。
しかし、4年後、引く手あまたの大盛況。新聞、TVまで出ちゃって驚いた!

日本で女性オーナーのボルダリングジムは非常に少ない。
でも、色んな人を通じて素晴らしいジムが形になってきた。
やればできる。
そうしたいと願う気持ちが強ければ、スクールだってジムだって良いものを作ることができる。
Do your best!
You can do it!
こんなありきたりな言葉だが、本当にその通りだと感じる。

彼女の人柄からすると、強い人、上手い人だけが優位に立つのでは無く、老若男女、ビギナーからエキスパートまで分け隔てることなく楽しめるジムができあがるんじゃないかな?って想像して期待しています!

とっても楽しみだ!
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ナイスムーブでパテ埋め作業のterumin
(左足はキョン気味、右足は、立てかけた不安定なコンパネの10mmほどの厚みに爪先立ち!)
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