Australia Blue Mountains Climbing Tour 3
オーストラリア ブルーマウンテンズ クライミングツアー 3
前回のreportは岩場情報に終始したものの、まだまだ補足事項がある事に気づきました(笑
オーストラリアのボルトルートと言えば、僕が初めて教えてもらった10年以上前の情報によると、
ボルトはあるが、ハンガーを自分で用意してボルトに引っ掛け、そのうえでヌンチャクをセットするキャロットシステムが主流と聞いていた。
なんだかとても面倒で、マスターオンサイトには厳しいイメージがありました。
しかし、時代の流れなのでしょう、今回のツアーで登ったルートは全てケミカルアンカーで、日本と同じように直接ヌンチャクをセットすることができました。
まだまだ、キャロットルートは有り、クライミングショップにはキャロット用のハンガーも売っていたのですが、リボルトがしっかりなされており、地元クライマーもキャロットルートを登っている人はいませんでした。(どう考えたって面倒だし、フリークライミング的ではないですね!)
あと、大事な岩質のお話。
岩質はズバリ砂岩
僕の大好きなザラザラフリクションタップリの砂岩。摩擦力は強烈でスメアリングが効きやすい!
しかし、体が不意にあたってしまうと簡単に擦りむいてしまい、擦り傷だらけになってしまうのもタマニキズ。
でも、気を付けないといけないのはロープ。
あまりの摩擦力の為、終了点が奥まっている場合や、ルート途中に棚や庇が飛び出している場合は、ロワーダウンやヌンチャク回収時に、ロープをヤスリ掛けし続ける状態になります。
地元クライマーが教えてくれたのですが、ロープが擦れるルートの回収時は、終了点にロープを掛けず、クライムダウンもしくはフォールを繰り返しヌンチャクを回収。最後1pin目でケミカルアンカーにロープを通して懸垂下降していました。
超ドッカブリのランナウトルートを、いくら慣れているとはいえ回収の為に全pinフォールを繰り返している姿はキョウレツでした(笑
ちなみに、僕はそのルートをロワーダウンで回収したのですが、あまりの被りの為、逆に相当な苦労とロープの消耗を余儀なくされました(泣