バーニス
前回、バーニスのトライが良かった為、今回はRP態勢を整えてみました。
月曜から水曜まで間食を止め、カロリー控えめ食事&ビールお休み。
見事に1kg減量。
火曜、午前中、婚姻届けを提出。
軽くなったおかげか、入籍した喜びかスクール仕事の合間のボルダーで、チョイ悪課題をオンサイト。
自信がつく。
夜はシャンパンで乾杯。
水曜、薄被りのリードウォールで、テープ課題を無視して、とにかくカチもしくはミニマムホールドを探して、登ってはクライムダウンの持久力トレーニング。
のそのそと小さい何かを握っては、
”うっ、ウ、う〜っ” と唸りながらドパンプに耐え、
”ハッ!” と、遠いミニマムホールドにリーチ一杯手を伸ばし体幹も鍛える。
課題も触らず壁をいったりきたりと、見た目には奇妙なおっさんに見えた事でしょう。
木曜、以前から決まっていた宴会で4時間半に渡る飲酒の為、1kg増量。(泣
金曜、カロリー控えめで500g減量。
果たして成果は?
2013/11/23(土) 鳳来76日目
先週の早朝の寒さが身に沁みた為、前泊はせずに土曜の朝4時半に甲子園を出発。
7時半に乳岩駐車場に到着。
気温は3℃
やはり寒い。
ザックをデポして、小滝駐車場に車を置き乳岩Pまでお散歩&ジョギング。
鬼岩到着が9時半
日の当たった直後の鬼岩入門でアップしたのですが、岩はゲキ冷たかった。
天気が穏やかだったので日中は過ごしやすかったものの、岩の冷たさが登りを左右する季節です。
乳岩Pの満車状況に比べて岩場は比較的クライマーが少なかったのですが、僕のねらい目のハイカラ岩のバーニスラインは10人と、ハイシーズンさながらの混雑。
今回は”バーニス”をレッドポイントする気満々で鳳来にやってきた。
しかあし、1便集中作戦は大失敗。
12時20分に様子を見に行くと8人待ちだったかな?
結局トライは2時10分、岩は冷え、手が冷えた為か何でもない前半でフォール・・・
直ぐに降りて力を温存。
しかし、次に順番が回ってくるのは4時を過ぎるのは確実。
2時でも冷たいのに4時は・・・
翌日に切り替えよう!
って事で初日はアップ以外、0.5本というトライに終わりました。
11/24(日) 鳳来77日目
二日目は5時40分には乳岩Pへ。7台目。
8時半には鬼岩。
鬼岩入門で冷え冷えアップ。氷持って登ってるみたい(泣
9時半にはハイカラ岩へ。
前日の失敗を踏まえ、10時にバーニス一便目テンテンアップ。
奥さんの”アレー”ビレイを鬼岩で行い、
11時半頃ハイカラ岩へ戻る。
ポカポカ陽気。
待っている間に、岩の温まったタイミングでMashimoさんのバーニストライ。
(僕はMashimoさんの登りを参考にバーニスを組み立てたので、彼は僕にとって恩人である。)
順調に、安定した登りのMashimoさん、期待通り最高到達点の鴨居ホールドを通過!
行ける!
しかし、最終クリップ直前で、まさかのフォール
とてもとても、とても惜しかった。
登れたと思ったが、そこからの悪さがこの課題の、”甘くない”ってことをつくづく感じさせてくれた。
“バーニス”5.13a
一つ一つのムーブはそんなに悪くない、でも、そこそこのムーブが延々と続く。
テンションが入れば、楽にすら感じるムーブが、続けて登ると激しく厳しいムーブに感じる。
じわじわと、パンプが襲い、体幹のヨレを誘い、レストでの回復を拒む、絶妙のバランスのルートである。
最初にルートを見たとき、得意系?と思った。
最初にルートを触ったとき、つまらない?とも思った。
そもそも、ドッカブリのハイカラ岩の側面で、なんで垂直カチカチ課題を触っているのだろう?とも思った。
何度も触っていると、この課題の奥深さを感じ、どんどん楽しくなり、好きになってきた。
二便目、12時半頃だったかな?抜群のタイミングと思い出撃!
待っている間、日差しが暖かかったのでヌメリを心配して、カイロ代わりの焼き石は敢えて用意しなかった。
順調に安定したムーブで前半を通過、しかし思った以上に岩は冷えている。
どんどん指の感覚が無くなるのだが、でも体は余裕。
前回取れなかった鴨居ホールドをget!
しかし、クリップする指は感覚が無い・・・クリップ不可能
1pin飛ばしているので次に進もうにも2pin飛ばしは不安、しかも指は冷え切り感覚が無い・・・
危険!
と、判断して自ら手を離しフォール。
残念。
やはり、甘くない。
緊張の糸が切れ、パンも、お菓子も、ラーメンも、ありったけのものを食べた(笑
お腹も一杯。
眠気も増加。
アレ?気合は?・・・
2時頃、アップの為ダッシュを何本か試みるが、力があまり入らない。
午後の陽ざしが暖かくまぶしい。
三便目、3時前だったかな?岩はすっかり冷え冷え。
今回は入念に焼き石に火を入れる。
ダメでもともと、やるからには気合い入れて上裸出撃!!!
前半からヨレを感じるも、チョークバッグの焼き石が暖かく心地よい。
指は冷えるものの、レストでチョークバッグに指を入れる度に温まり回復してゆく。
ああ、感覚が戻る、暖かくて気持ちいい・・・
あとは、なすがまま、自然の流れに身を任せ、集中力を切らさず、焦らず、騒がず・・・
”よっしゃあ!”
登れた!
”おめでとう”
って、一緒にトライしていた人達が見守ってくれていた。
そして、ビレイ、カロリー控えめ料理&応援をしてくれた奥さんがいる。
みんな、みんな、
”ありがとうございます”
今年、たくさんのルートをO.S&R.Pしてきましたが、一番うれしい瞬間でした!