3776
2013-10-04
9月第一週目に憧れの場所に行ってきました。
初めて見たであろう時の僕の年齢は3才・・・残念ながら記憶に無い。
30年近く経ち伊豆城山へのクライミングツアーで1月の真っ青な冬の空に、真っ白に輝くその姿を見たときに、心底美しいと思った。
しかし登りたいとは思っていなかった。
眺めるのが大好きで、当時登山にも興味は無く登ろうとは思わなかった。
7~8年前、バックカントリースノーボードの為に雪山を登り出してから意識は変わった。
色んな山を登りたい。
そんな中に日本人であるからにはいつかは・・・
という感情が芽生えた。
見るには最高だけど、登るにはつまらない山。
そんな話を沢山聞いたけど、結局登ってみたうえで自分で感じなければわからない。
いつか登ろうと思っていたが、なんだかんだと二の次になってしまい本気で考えだしたのが昨年。
2013年に登ろう!
まさか、世界遺産になってしまう年だとは知らなかった。
人を避ける為に9月の平日を選んだ。
実際登ってみて驚いた!
何も無い荒涼とした岩と砂、フッと知らない星に降り立ったような感覚に陥ったりもした。
そして高度障害。
一度山頂に到着してから八合目に降りて宿泊。
一晩中頭痛、目の奥の痛み・・・結構不快なものですね。
翌朝、八合目でご来光を拝み、改めて山頂、お鉢巡り、そして剣が峰・・・
3776m
ガスの中でしたが、数年来の思いを成し遂げることができました。
今回は5合目から登りましたが、下山後見た麓の樹海や森を眺めていると、1合目から5合目の登山が神秘的ではないのかと感じ、興味をそそられるのでありました。