各地の岩場 2024

2024-08-29

今年は訪れた事のない、又は登っていない岩場に行く機会を何カ所も得ることができた
気象状況や他の理由等で満足に登れない場合が多かったが(笑)

山形 山寺・・・山崩れ通行止めの為、手前まで
秋田 三崎海岸・・・雨の為見学
岩手 侍浜
香川 小豆島吉田
広島 三倉岳
山梨 瑞牆カサメリ沢


自身のクライミング力が低下している時には5.9のオンサイトトライからドキドキ感が有り、5.10台にいたっては声が出る一幕も
5.11台はギリギリのムーブからのフォール

なんて、オンサイトトライって楽しいんだろう!!!
って、久々に充実感を得た

(オンサイト・・・初見、何の情報もヒントも得ない1度目のトライで登る)

登りこんでクライミング力が充実していれば5.12以上のオンサイトに集中して狙っていくが、5.13台になると諦め感が強く、粘る事が少なくなってしまう事が今までの自分。

しかし、しかし、5.10台でも落ちそうになると、そりゃ、もう、必死のパッチで(パッチってなんだろう?)粘りまくって登り切る努力をする。
結果登れても落ちても清々しい。
このすがすがしさは25年前5.10aを必死にくらいついても食らいついても登れなくて、悔しくて、何度もトライしていたあの頃の気持ちに似たものを感じる。

難しい課題をトレーニングして、何度もリピートして、刷り込んで、やっとの思いで登れなかったものを登り切るのもとても楽しい。
そのプロセスがたまらなく愛しくも思うが、その反面登れる時には完成してしまっているので不確定要素がほぼ無くなっている。
(つまり冒険っていう面では物足りなく、言葉は悪いが作業感もある)

オンサイトできるルートは技術も力も持ち得ているからこそ登れるのであるが、不確かな情報であえて未知のホールドへ予想を立てたムーブを試す、まるで博打のように。
ただし、落ちたくないので無茶はしない。
それでも、最後の最後は無茶な一手を出すこともある。
ここで、落ちれば失敗。
やり直せば、いとも簡単にこなせて2度目のトライであっさり登れることもある。(こんな時は不甲斐ないと思う事もある)

ただ、オンサイトだからこそ一か八かギリギリ出した一手で落ちずに登りきれた時はレッドポイントでは得れない感情が沸き立つ。
普段感じにくい自分への誇りをも感じる事ができる。
知らない物、事へのトライ、自分が培った動きを選んで試すから、レッドポイントでは起こりにくいチャレンジ感。

知らない岩場は、登れても、登れなくても楽しい!

オンサイトトライ・・・その課題の自分にとって一生に一度のチャンス

安易に動画を見てその権利を放棄する事は自分にはできない

侍浜 ねぶたエリア方面遠望
侍浜 展望台エリア
吉田の岩場
カサメリ沢
三倉岳

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