スペインツアー終了

2015-03-17

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昨晩、無事帰国しました。
今度こそホンマにツアー終了です。

スペイン滞在32日、クライミング可能な29日のうち19日登ることができました!
中盤、疲れ果ててしまい7日間で2日しか登れない時もありましたが、
終盤11日間で9日登れたのは、登りたい!っていう気持ちが体を支えてくれました。

最終的には4つの目標の、最後の8a(5.13b)の完登は果たせませんでした。
結果的に今回は、登りたい8aを探すツアーとなったのかもしれません。
もちろんそれだけではないですが、おかげ様で良いルートに出会うことができました。
未だ、まとまなトライはできていませんが、いつの日か必ずそのルートを登りたい!

前篇のツアーでは純粋にトライできる喜びと出し切った清々しさを感じた。

今回の後編は、
登りたいルートへの集中力、達成感、登りきる事の難しさ、不甲斐無さ、喜び
目標の設定、危険の判断、墜落の処理、恐怖心、疲労とのバランス、慢心

色んな事を痛感した。
体に痛い事も味わった。
自分ではわかっていたはずの事も改めて思い知った。
若い時は力尽くで押し切れた事も今はできない事も知った。

色んな事が足りていないと感じ、全てがとても大事に感じた。

今はただ、ひたすら登ろう!

そして、今回目標設定以外に得る事ができたものがあります。
ある意味目標を達成する事以上に大切に思ったのが、
前後編通じて、あらゆるクライマーとの交わりでした。

仲間、地元の人、トップレベルの人、プロの人、初級、中級、上級
レベルを問わずに全てのクライマーの真剣な思いや、純粋に登る姿が、色んな事を教えてくれた。
強い人も、弱い人も、上手い人も、下手な人も。

クライミングは人それぞれ色んなスタイルがある。
どんな登りをするかは人それぞれ。
でも、間違いなく共通しているのは登りたいという一心。

自分を見据え、努力をいとわず、一心不乱に登った人達が完登の喜びを得る。
そして間違いなくそれに満足せず、次の挑戦を始める。

そのルートを登りたいと思う強い心が、困難を可能にする。

あまりにもいいものを沢山まのあたりにした。
自分にとって、良い事も悪い事も、全てが僕の血となり肉となり糧となる。

全てのクライマーに感謝します!
そして支えてくれた全ての人に、ありがとうございました!


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